心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

極限状態での思考回路と今戦争に思う事。

小学6年生くらいの時に行われた消防署の方がいての全校消火訓練みたいなので聞いた話を今でも覚えている。詳細は多少間違ってるかもだけど。

 

消防士さんの話だったか、校長先生の経験談だったか…

 

どんな話かと言えば

・大きな施設か宿泊施設だかで火事があった

・まだ中の人間で対応できそうだった

・お風呂のお湯でバケツリレーをしようとなった

・その時「馬鹿野郎!熱いお湯で火が消えるか!」と一喝され、お湯での消化活動は止まった

 

小学生だった俺たちは「馬鹿だなぁ〜」とキャッキャっと笑っていたと思う。

解説するまでもないがお湯は熱い、火も熱い。熱いもの同士をぶつけても効果がない。という思い込みな話なのだけれど

何故かこの話はずっと覚えている。

そして、心掛けとして幼少期に聞けて良かったなとも思う。

 

冷静な時、安全地帯にいる時、自分が正しい判断を行える時。そんな場所から出てくるセリフについては無駄ではないが、やはり軽い。

 

火事の話は今目の前で火が起きている時の焦り、恐怖、そんな時に「お湯で火が消えない」は一瞬で腑に落ちてしまうだけの力があったのだと思う。思考がシンプルになりすぎて「熱いもの同士はダメ」みたいな。

 

今、ウクライナとロシアが戦争になっていて、いろんな人が色々な意見を書いている。俺もなるべくは書かないようにと思いながら、ずっと考えてしまってはいるので、ちょこちょこ書いてしまったりもする。

 

安全地帯から。自分なりの正しい論理で。

 

著名人がロシアと交渉するのなら戦争になる前に、交戦する前にすればよかったじゃないか。とか呟いてみたり。

 

それは失われた尊い命を想っての言葉だとは思うけど。

 

日本にいる俺にはウクライナの方々の悲痛な叫びから心を痛めたり、「もし自分だったら」に置き換えて、冷静に多分正しいと自分が思える事を書くことはいくらでも出来る。

 

でも、平時の正しい思考がその人の本質とは限らない。

 

・命が何よりも大切なのだから戦わず逃げろ

と言う人がいざ自分が戦地にいたら誇りと尊厳とかの為に最後まで残って戦うかもしれない。

 

・戦う姿勢をみせているからこそ、世界は動き始めている

 

ウクライナを評価している人が戦地にいたら、いち早く逃げていたかもしれない。

 

言行一致する人もいれば不一致もいるだろう。

 

身も蓋もないかと言えば、有事でその人がどんな行動をとるかは、わからないと思う。

俺自身、わからない。

火事の話で心掛け(冷静さを欠くと間違える)はあったとしても、やはり間違える時はあるのだ。

 

極限状態で間違いも起こるし、

極限状態だからこそ、自分の本当に大事にしていたものが顕になって、そこに基づき行動を取る。

 

それが自分自身だとしても、命なのか尊厳なのかで行動変わるだろうし、家族や愛する人の方が大事なら行動は違うかもしれない、もしかしたら「生まれた土地」に強く惹かれて残る人もいるかもしれない。

 

その上で間違った行動もとるかもしれない。

 

だから、平時の話は心掛け。程度に捉えておく方がいいとは思う。

 

今現状の戦争に関するいろんな方の言説の俺の捉え方でした。

 

戦争について

 

自分自身が安全地帯からものを考えてる事に嫌な気持ちになっていたので、開戦当初に「ロシアの友人も戦争反対」とか「ロシアでも反戦の声が上がっている」とかを目にしてた時は

「どんな国にも反戦の人は一定数いるし、これをロシアの声みたいに考えるの危なくないか?」と

思っていた。実際に「開戦後プーチンの国内支持率が上がった」みたいなのも読んでなおさら。

 

ただ、今現在は少し違ってものを見ている。

ロシアの中で今反戦を唱えることは捕まるリスクだってあるだろう。でも声を上げる人がいる。

 

ウクライナでは国のトップが国に留まり戦いを鼓舞する。(いいか、わるいかは別)

 

・戦争はしてはいけない

・命を大切にしなければいけない

 

当たり前の話が当たり前の事として広がっているのではないか。

それはウクライナが徹底抗戦して持ち堪えている(結果として死者が出ているら)事も強い要因になっているかと思うが、戦場がライブで配信されればされた時間だけ「これはダメな事だ」と大きな流れになってきているようにも思う。

 

それはロシアへの制裁の内容が強まりつつあるとか、ドイツがウクライナの方に向いてきたとか、

 

安全地帯からの制御された情報のもとでの俺の安易な気持ちかもしれないが、

・これはダメだ

が本当に世界のコンセンサスとなれば、この戦争の着地は何か次にこれを起こさないための一歩になるのではないか。

 

ただ、現時点ではウクライナが闘うからこその形成された空気にも思えるので、一刻も早く交戦が終わる事と、侵略は許されないという事の着地がどうなるのか?の時間軸が難しく感じる。

 

なんか2000文字も書いていた。

そりゃTwitterに書けないわ。

自分の思考をワンフレーズに落とし込む能力がない。

 

安全地帯からの正論みたいなことを書いたけど、今回の検査についてであって、いろんな方が言う通り、このスキームが成り立つならば台湾や、その先にある日本の戦場化もあり、次は他人事ではない。

 

だから、次が起こらないようにするには?は当事者として考えるようにしないといけないと思う。

これから先の選挙は国防とか、エネルギーとか、そういう話を逃げずにしていく事になるのでは。そして、それをどうするかに票を投じるのが自分に出来ることかなと思う。

 

また何か書くかもだけれど、自分の今の記録として。