心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

私の夏は終わった。

題名は敬愛するあのブログより。ずっと更新はないが。
私の時代は終わった。

今日のブログはエモくいくぜ!って気合をいれて書き出したが、
終わった後にとてもキモイブログとなっている可能性が大。

今年の夏は本当に暑くて、夏というか6月くらいからおかしかった。
24時間クーラーをつけっぱなしの日々というのは初めてではないだろうか。

「この夏、いつ頃まで続くんだろ?」って思ていたが
たぶん、俺の夏は「8月9日に降った雨」で終わった。
【8月8日】

「雲が津波のようだ。クソ暑いのはまだまだ続くのか」

と思ってたら、久しぶり?に8月9日に雨が降り、

【8月10日】


おわかりだろうか?
うん、わからない。
俺も書いてて、これを持って夏の終了とか言っていいのかわからなくなった。

ちなみに、写真を下書きにアップして、今この文章を翌日に書いている。やっぱり勢いで書かないとダメね。

よし、仕切り直し。

8日まではヒリヒリするような、緊張感溢れる暑さだった。
10日もそれ以降の猛暑日も、暑いのは変わらないけど、どこか優しい。
頬に当たる風が優しく感じるようになった。
それまではナイフ突きつけられていた感じなのに。

子供の頃から夏の終わりはお盆明けくらいだった。10年前の8月に書いた夏の終わりの記事はこの時期たまに読まれているのだが、10年後の8月の夏の終わりはもっと早くなっていた。

数日前に大切な友人の1人が
"立ち寄ったコンビニで「若者のすべて」が流れていて、少し貴方と話したくなりました"
とメールをくれた。

携帯が存在しなかった学生時代の夏休み。約束も何もしてないのに、「今部室に行けば誰かいるんじゃないかな?」と思って自転車を走らせた。

あの頃のような不確かな約束や予感をもとに行動するようなことも、場所も今はほとんどないけれど、「久しぶりに連絡したら、返事来るかな?」くらいの距離感で、ふと思い出してくれる友人がいるのはありがたいな。と思う。

俺の夏は終わった。と宣言したいところだが、まだまだ暑くて10月頃まではこんな感じらしい。
半袖でずっと過ごして、夜もクーラーが続くのだろう。
ただ、身を焦がすようなギラギラした夏は終わり、もう少し優しい日々が続くのかもしれない。

最後に、フジファブリックの「若者のすべて」を
貼っておく。
もし、初めて聞いて何か刺さる人がいたら、2つ目の「若者のすべて」も聞いて欲しい。

随分と歳をとってしまったと思うけど、それで良かったなと思える事があるとしたら、
現、フジファブリックのボーカルを務める山内総一郎は今現在フジファブリックは活動を続け、時に「若者のすべて」を歌うまでに、どれほどの葛藤と覚悟があったのだろうと思う。
そういうところに、美しさ、凄さ、力強さ若い頃以上に感じるようになった。
この話は長くなるからおしまい笑

珠玉の名曲と、それを令和でも力強く今のフジファブリックの曲として歌う、2つの曲を聴いてもらえると嬉しい。

フジファブリック 「若者のすべて」 Live at ryogoku kokugikan - YouTube

ずっと背負って進むものの強さ
『若者のすべて』(山内総一郎 × 奥田民生 × 斉藤和義) - YouTube

それでは、また。

打ち上げ花火、スマホで見るか?肉眼で見るか?

コロナ禍で数年間止まっていた夏の行事が一斉に戻ってきた。

 

花火大会。先日の隅田川をはじめ地方も含め夏の風物詩が帰還した(帰還しない地方の事情は割愛)

 

コロナ禍で止まってはいたが、コロナに関係なく19年ごろから思っていた事を書いておく。

 

皆がスマホを持ちカメラ、ビデオが簡単に撮影できる時代。ふと、花火を見上げる人々を見ると、スマホを通してみている人が沢山いる。

「この日、自分がここにいた証」なのかもしれない。

 

そういう時代なのだと言えば、この話はこれでおしまい。

ただ、記録に残らないものも大切だったりしないのだろうか?

 

自分が古い人間なのは承知の上で。

そのスマホのカメラで撮影された花火は、いつか何かの記憶を呼び覚ましてくれるのだろうか?

 

否定はしない。

ただ、生でみた花火の体に浴びるような音と振動。クーラーなんてない屋外のクソ暑さ。

風景を撮るのではなく、その風景の中に自分がいた体感と記憶。

そんなものがいつか貴重になるんじゃないかと。

 

俺の好きな漫画『俺たちのフィールド

作中、日本が初めてW杯に出場を決めたその時、周囲のカメラマンが明日の一面の写真を撮影している中で、フリーカメラマンの時任あきらは

「私は昔からこの絵が、この瞬間が見たかったんだ…」と肉眼で見続けていた。

俺の好きなシーンだ。

 

この話にオチはなく、スマホで撮るのが不粋とも思っていない。

ただ、五感を、体が元気に楽しめるのなら、「今」「この瞬間」を楽しむ方が俺は好きだ。

 

ただ、それだけの話である。

 

2023隅田川花火大会

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ま、記録も大事よね。