高校３年生のメジャーへの挑戦とドラフト - 心のパンツは脱げるのか？

こんばんは。
僕は野球はどこか特定の球団を応援したりするほど熱はないのですけれど、たまに球場に足を運ぶ程度には野球は見たりします。
今年は行っていませんが・・・

そんな中で今年のドラフトの目玉の１人であった、花巻東の大谷君が日本のプロ野球ではなくメジャーリーグへの挑戦を表明しました。

僕は純粋に高校３年生が自分の所属する野球という世界において最高峰の舞台へ挑戦できる事に対し、素直に「挑戦する」と決めた事を凄いと思うし、応援したいと思っていたのですが、

ヤフーの意識調査では厳しいコメントが沢山ありました。
花巻東の大谷翔平投手はメジャーで活躍できる？ - Yahoo!ニュース意識調査

まぁこの意識調査自体別に大したものでもないし、そもそも質問が「大リーグで活躍できるか？」なので、設問者は馬鹿なのだろうなぁと思っていたのですが、
フリーコメントの多くが

「日本を経てから行くべきだった」
「大リーグを甘く見ている」
「活躍できるわけがない」
「大リーグで潰される」

等々。まーネガティブな意見がオンパレードでした。
夜に見てみたら「応援しよう」とかのコメントが増えていて安心したのですけれど。

なんで若者のチャレンジを素直に応援できないんですかね？

活躍できるか？と聞かれたら正直僕もわからない。もしくは即戦力じゃ無理。って思います。

実際のところ、大谷君もはじめから大リーグを目指していた訳じゃないでしょうから語学力もまだないんじゃないかと推測しますし、現地で直接自分でコミュニケーションをとれないというのは大きなハンデになると思います。
親だってまだ１８の子供が親元を離れるだけならともかく遠い異国にまでいってしまうと聞けば心配でしょう。

そんなの当の本人が一番分かっています。

その上で、「夢を追いかけたい」といった１８歳を応援しないで、誰を応援するのでしょうか？

野茂が大リーグへの道を開き、実際に大リーグの凄さを日本でも観られるようになり、僕らは日本のプロ野球以上の世界がある事を知ることができました。
知るというより、身近に感じられるといえばいいでしょうか？

そして大谷君は１８歳までに積み重ねた彼のキャリアが大リーグに挑戦できると判断され、そのキップを手に入れる事ができるところにいます。

もちろん日本で実績を積んだわけじゃないのでマイナーとかそういうところから挑戦し、這い上がってこなければいけないので厳しい戦いでしょう。

でも、世界最高峰の大リーグに１０代からチャレンジできるって凄い事です。

だから余計に批判的なコメントが悲しくなりました。

これをサッカーに無理やり当てはめたら

香川も長友もＪリーグで７年間実績を積まないと欧州リーグへは移籍できない。って言われているのと一緒ですよ。

僕らが香川や長友の活躍を応援しているのは、彼らが若くして世界最高峰の舞台で堂々と戦っているからですよね？

もちろん、それぞれ日本で実績を残したと言えますが、それだって数年です。

もっといえば、香川や長友がＪのどのチームに所属していたかなんて、知らないで応援している人も沢山いるんじゃないでしょうか？