心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

2月21日深夜1時45分の輝石

正直に言えば、観ようとは思っていなかった。ここ最近ちょっとプライベートでも宿題があってなんだかんだと布団に入るのが夜中の1時過ぎになることが多い。


寝る前に布団に横たわりながらスマホtwitterを見てたりすると
「真央ちゃん待機」
「真央ちゃん見たら寝る」
みたいな呟きがTLにあって、あぁそうか。SPで失敗しちゃったから順番が早い時間になったんだなって気が付いた。


「見ようかな?」って思ったのには大きな理由はないけれど、浅田真央という選手が五輪という舞台で滑るのは最後なのだろうし、どうせもうちょっと起きているのならばTVを見てから寝るのも大して変わらないだろうって思ったから。


観戦者としての僕はとても失礼な気持ちで見ていたのだと思う。
もうメダルは関係ないし悔いのない演技を!転んでもいいからがんばれ!
みたいな。


そして浅田選手の4分間の演技が始まる。


どんな演技だったかは昨日の夜中から繰り返し放送されているのでここで改めて書く必要はないだろう。

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青い稲妻に心が震えた。




TVの中の人に対して”心から”幸せになって欲しいと思ったのは初めてだと思う。
(別に今が不幸だという意味ではないです)


演技直後の自分の呟きはこんな感じ。





今も特に気持ちは変わっていない。

言葉は発しちゃいけないといいつつ、呟き続け、今もブログに書いている。野暮だねぇとも思う。

記憶に残るという事

記録よりも記憶に残る。という人がいる。
代表的なのが長嶋茂雄だろう。

でも、僕にとっては長嶋茂雄が現役の時に残した輝きをみていないから実感はない。僕にとって実感がないだけで、その時代を体験した人にとっては未だに神様のように憧れている人がいる。

何が言いたいかと言えば、

僕は記憶に残る人というのはその時代に一緒に生きた人にとって鮮烈な感動を心に刻んだ人の事だと思う。

例として挙げた長嶋茂雄が偉人である事は疑いようがない。でも、僕の記憶の中にいるかと言えば違うのだ。

ヒーローやヒロインはその時代毎によって変わる。それは消費されて消えるというものではなく、その輝きを体験した人達の移り変わりなのだと思う。僕にとっては野球なら野茂でありイチローであり、松井であり。サッカーならカズでありゴンであり中田であり。今ならダルビッシュや、田中や香川や本田や長友が。沢山のヒーロー候補がいる。

凄い!人は沢山いる。
でも心を震わせる事ができる人はどうだろう?

ヒーローは人それぞれだし、そのシーンが訪れた時に体験したからこそのヒーローだと思う。

2014年2月21日に浅田真央の演技を目撃した人にとっては、間違いなく浅田真央は記憶に残る人になったんじゃないだろうか?

これからも凄い選手はでると思うし、その選手が強烈な輝きを発して、同じ時間を共有した人のヒーローになるのだろう。それはそれでとても楽しみなのだ。

でも、それは未来の話。

今僕が思うのは、2014年2月21日深夜1時45分に心が震えるくらいの感動の光を発した選手がいた事を書いておきたいって事でした。

最後とっちらかったけれど。

浅田真央という素晴らしい人のこれからが一層輝かしい人生になる事を心から願っています。

それでは、また。