(ネタバレあり)『宇宙刑事ギャバン』はビギニングって感じでした。
こんばんは。
この秋、一番話題の映画『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』を公開初日にみてきました。
レーザーブレードストラップも貰えてホクホクです。
まだ帰ってきたばかりなので、この映画が他の人からどんな評価を得ているかはわからないのですが、期待が大きい分、人によっては駄目という人も多いかもなぁと思いました。
僕としては、粗を探せば沢山ありますが、基本的には楽しめましたよ。
また2代目ギャバンの物語が観てみたいと思いました。
今回の宇宙刑事ギャバンは2代目の十文字撃が正式に宇宙刑事に任命されるまでのお話なので、位置づけとしてはビギニングといったところかなぁと思っています。
以下、ネタバレ含んだ感想です。
評価が分かれるかもと書いたのは恋愛要素を結構入れているので、90分未満の映画でそこに重点入れるか?って人もいるかと思いました。
そのせいかはわかりませんが、クライマックスのギャバン、シャリバン、シャイダーの揃い踏みは本当に一瞬ですし、初代ギャバンとの絡みも中盤以降でようやくという感じになっています。
ここらへんの各キャラクターの連携や関係の深堀を見たかった人には恋愛シーンは邪魔だったのかと推測しています。
僕も残念だなぁと思うのですが、「ビギニング」としてこの映画を位置づけた時は悪くは無いかもと思っています。
最終的にはギャバンの主題歌にある「ためらうな」というところに落ち着かせるために、幼馴染が今回のボスであり、それを倒さなければならないという設定にするには、3人の幼馴染の3角関係を入れる要素があったのだと思っています。
まぁでも、ラストシーンは衣月が手紙を読んで「男って本当勝手!」っていいながら、空を見上げるシーンではなく、その前の烈から撃が正式に宇宙刑事に任命された事を伝え、二人が熱く拳を合わせる瞬間にこそ、ギャバンのテーマが流れて終わって欲しかった!と思います。
やはりヒーローものですので、最後は大ボス:ドンホラーが復活して、4人の宇宙刑事が立ち向かい倒す!という熱い展開があったらいいなぁと思いました。
全体的にはもったいない。そう思ってしまうところも多いです。
続編を意識するなら、敵の幹部は生き残らせた方がよかったし、ないなら、残留思念みたいになっているドンホラーを復活させて、宇宙刑事で止めを刺す!って展開が欲しかったしで。
続編とか考えてないのかもしれないけれど、だったら完全燃焼して欲しかった。って感じです。
でも、いろんなお約束はきちんとちりばめられていたのでうれしかったです。蒸着プロセスも、マクー空間での3倍理論の説明もありましたからね。
杞憂かもしれませんが、ヒーローものとしてみた場合は完全燃焼しきれなかった気がするので不満な人もいるかもしれません。
ただ、僕は十文字撃という2代目ギャバンの始まりの物語であると捉えるのならば、十分満足できると思いました。
だから、またシリーズの作品が観たいです。
ギャバン、シャリバン、シャイダーが並んだところとか、もっと膨らませたいですし!
映画の評価は1800円の価値は人によりけりだと思いますが、贔屓して星3つです。レイトショーだったので僕は満足しているのかもしれませんが、昼間でも同じ満足だったと思います。
35歳前後の同世代の人はやっぱり観ておくといいですよ!
それでは、また。
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