遠い昔の夏の味。シロップジュース
今週のお題「夏の味」
夏の味。
夏と言えば、真っ先に思い浮かべるのが「カキ氷」だ。
そして子供の頃の夏休みには、お中元で貰ったであろう「ソーメン」を食べていた気がする。
で、僕にとっての夏の味って何かなぁと考えた時に、
シロップジュース
という単語が思い浮かんだわけで。
小学生、中学生の時は夏休みに入るとすぐに「夏祭り」があって、町内会の人と神輿を担いだものだ。
3日間お祭りがあって、確か3日目は大人神輿なのだが、1日目は子供が神輿を担いで町内をねりあるいた。
そして、しばらく進むと休憩のポイントなのだが、そこでよく飲んだのが「シロップジュース」だった。
市販のカキ氷にかけるシロップを水で薄めた飲み物。でっかいゴミバケツみたいなものに、これまたデッカイ長方形の氷で冷やされたシロップジュース。
味が妙に薄くて、なんとなく甘ったるくて。
あんなの誰が考えたのだろう?梅シロップとかはあるけれど、イチゴやメロンで作られた、着色料バリバリの飲み物だった。
懐かしくて、多分もう飲む事がない味。
大学生の時、友達とバーベキューもどきをする時に、再現をしてみた。ポリバケツ買って、氷屋さんで本物の氷を買って、シロップを水で薄めて。
あの時と同じ味だった。
今も夏の祭りで子供達はあのシロップジュースを飲む事があるのだろうか?
あの大きな氷を売っている、氷屋さんはまだあるのだろうか?
僕にとっての夏の味は甘ったるくて、今ではほろ苦い。