心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

ちむどんどんが追ってくる まさかヤァ!まさかヤァ!まさかヤァ!

朝ドラ「ちむどんどん」の視聴をやめてしばらく経つ。

昭和40年代に新聞社に勤める茶髪のイケメンが、そんな時代に6年間も付き合った彼女と結婚もせず別れた途端に「ぼくはこの手を離さない」とか言ってるシーンを最後に見るのをやめた。

それまでも、シンドイ展開に辟易してテレビをつけて流し見していた程度だったけど、意味のわからない逆プロポーズで「つけるのをやめた」

以後、朝7時からニュースをひと通りみて、8時になる前に「嫌な気持ちにならないように」とわざわざチャンネルを変えるという、毎朝嫌な作業をしている。

 

Twitterハッシュタグ「#ちむどんどん反省会」も視聴をしなくなった自分が呟くのもよろしくない。と思って遠ざけていた。

 

では、なんで今、ブログに書いているかと言えば、【追ってくるんだよ】

あきさみよー!

 

おっさんなので仕事とかのネットはIEがお亡くなりになったので、edgeを使っているのだけれど、ホーム画面の設定をYahooにしているわけさ。

 

Yahooのトップは広告以外に真ん中に色々なトピックスがあるわけ。

そこに毎日毎日「ちむどんどん」のトピックが何個もでるわけさぁ。

 

・まさかの同居提案!重子もびっくり

・暢子「うち何か間違ったことしてる?」にネットざわつく

・朝ドラ受けで大吉の発言に視聴者○○

こんな感じで、Yahoo! JAPANのトップには毎日トピックが出るのです。

 

だから視聴をやめたのに

その後の展開も、悟がスピーチさせられて可哀想なのも、歌子が策士だったのも、またまたニーニーが我那覇とやらかすところなのも、目にしちゃうわけだ。

 

いや、読むなよ!ってツッコミは置いておいて欲しい。それは正直あやまる。すまん。

 

ただ、Yahooに毎日トピックス上がるのって、どんだけ優遇されているんだよ?とは思う。

これはきっと別に「ちむどんどん」に限らず、前からそうだったのに、毎日視聴をしていた時は気にならなかったものが、自分は視聴をやめて離れたのに、無理やり追いかけられる気がして、余計に気になっているのだろう。

 

長くてなったが今日伝えたいのは

「ちむどんどん反省会」を新しい視聴者の盛り上がり方みたいな扱いで盛り上がってる!みたいな報道はやめた方がいい

という事だ。

 

もしも。もしも「ちむどんどん反省会」が電通とかが仕掛けた、炎上朝ドラの楽しみ方とかで、我々視聴者が手のひらでクルクル回っていた時は素直に脱帽だ。

違うと思うけど…

 

ちむどんどん反省会も、もちろん一枚岩じゃないので、いろんな想いの方が呟いていると思う。

中にはリアルタイムで展開される物語に対して「怒りを共有」する事での、鬱憤ばらしや、「わたしだけじゃないんだ!」っていう連帯感で楽しい部分もあるとは思う。

読んでて「だよねー」とか思うし。

 

でも、そういうので盛り上がってる状況はコンテンツの寿命を凄く縮めていると思うわけですよ。

 

みんながみんな満足する作品はない。「カムカム」だって嫌いだという人はいたと思う。

 

でも、「ちむどんどん」は酷すぎて、誰かに吐き出さずにはいられなかったんじゃないか?

「こんなのありえねぇだろ!」ってツッコミは本来は悲しい事なのだ。

 

作品の内容で例えば「悟をとるか、和彦をとるか」とかで暢子が迷い、そんな中で選んだ相手みたいな話で「えー!和彦?」とか「悟報われたなー!」とか、そういう主人公である暢子の物語の中の葛藤を視聴者が一緒に楽しみながら人によって悟を応援し、人なよって和彦を応援し、最後はどちらかになった時に、そこで賛否両論とか、「なんで悟じゃないのー」とかなら、一緒に楽しめた。

 

そうじゃないからね。ただただ不愉快な話を見せられて、予定調和に金曜日に「全部解決」みたいな謎展開。

そういう事に「いい加減にしろよ」って怒ってるんじゃないのか?

 

和彦の母、重子が「暢子は家柄が違いすぎる。結婚は反対。そもそも愛さんは?」って発言に、視聴者が絶賛の嵐とか、おかしいんだよ。

(見てないのに、知ってるのは許してください)

 

視聴から離れた俺がいうのはなんだが、「#ちむどんどん反省会」に代表されるような「否」の意見は作中の展開にちむどんどんしてるわけじゃなくて「不愉快な感情を吐き捨ててる」くらいな状況だと思う。

 

そういうのは「新しい楽しみ方」でもなければ、「賛否両論」でも「視聴者大盛り上がり」でもない。

 

でも、もう「ちむどんどん」は修正が効かないので「令和ならではのSNSを使った新しい視聴の形と盛り上がり方」みたいな感じでいくのだろう。

 

だって作品に褒めるところがないから。

 

ただ、ビジネスとして朝ドラが「つまらない」と言えない方々が、打ち切りも出来ないドラマをどうやって少しでも盛りあげるか。に苦心されてあるとは思うので、このブログは野暮なのである。

 

■楽しんでいる方は否定しません

ぼくは「おかえりモネ」好きだったのだけれど、評判はあまり良くなかったのも知っている。

でも、ぼくは楽しんでいた。

同じように「ちむどんどんが好き」という方もいらっしゃると思うし、その方々を馬鹿にしたりは絶対にしちゃいけない。と思ってる。

 

■脚本家の他の作品とかまで色々言いたくなったから見るのをやめた。

 

「ちむどんどん」の作品に対する文句だけなら良かったのだけれど、熱演しているはずの役者の皆さんに怒りが向きそうだったのと、

「マッサンもいつまでたってもウイスキー作らないからおれは見なくなったんだよな、この脚本家と合わないな」とか心の中で思った事をリアルタイムで主張したりしそうなので、見るのをやめた。

「ちむどんどん」の内容に関してはいくらでも文句いえるけど、「ちむどんどん」がつまらないからと、他の作品に対して紐づけて悪く言うのはフェアじゃない気がしたのだ。

まぁでも、23年春の話題のドラマ!脚本家は「ちむどんどん」の○○さん!みたいな宣伝してたら見ないけどな。

 

■コンテンツは結局は中身

朝ドラがこれまで全て自分に合っていたわけじゃないし、当たり外れはある。

朝ドラの強みは長い歴史の積み重ねと、作品に繋がりがない事で「これは合わなかったけど、次は見てみよう」と視聴者を戻せる事だ。

実際、次の作品になれば、また見るのだろう。

まいんちゃん主役も、神木隆之介君主役も楽しみだ。

でも、本当に黒島結奈さん主人公でワクワクしてたのだ。それが今はこんな状況。

役者の方が熱演してても、整合性の合わない話であったり、作者からなんの想いも伝わらない物語は苦痛である。

「自分に合わない」「つまらない」で見なくなった朝ドラは過去にもあったけど「不愉快になる」からやめたのってはじめてだと思う。

 

そういう意味では「ちむどんどん」は「純と愛」を現時点では超えたし、完結した後にあらためて評価しても、俺は離脱したので、評価は変わらないと思う。

 

何を熱くなってんだ?と自分でも恥ずかしくはあるが、明日もYahooのトップ画面でトピックスに並ぶのかと思うと、なんかなぁ。と思いつつ、書いてみました。

 

シンケン。