心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

テレワーク考 NTTのニュースを読んで

テレワークについては今は出社とテレワークのハイブリッドなのだけれど、
これから先のことを考えることもあり、定期的には書いておきたい。
以前のやつはこれ。
narushima1977.hatenablog.com

正直特に以前書いた事での前提となる結論は何も変わってない。

・業種、職種による

ただ、それだけだとは思うのだけれど、
大企業がテレワークの推進とかのニュースになるとそれなりに盛り上がる。
「勤務場所は自宅」「飛行機で出社OK」NTTが来月から新ルール | NHK | 働き方改革
盛り上がるのだが、なんというかコメントとかのバランスが取れてなくてモニョる的な感覚が強い。
実際は細かく読めばバランス取れてるのかもしれないが、僕自身はテレワークって使い方の問題だったり、上にも書いた業種、職種によるところが大きいと思うので、どうしても
・テレワークで変わる!
・テレワークに対応できないのはダメ
的な、今回の記事で言うなら「NTT良くやった!」みたいコメント見ちゃうと、それはそれだが、これはどうなの?的な疑問が残る。

そんなわけで「コレはどうなの?」的な事で個人的に思ったことをツラツラと。

■大大前提
まず、僕自身は完全テレワークとか、テレワークに比重を置く企業が出てくるのはとてもいいことだと思う。
主に【働き方の多様性】が出ることについて。

多様性なので、当然、完全に会社出勤みたいな企業(よく話題になるのは本田技研)もありだと思う。

テレワークは道具とか手法であって、戦略ではないからだ。
人事戦略っていうのはあるかもだけど。

だから、NTTの今回の取り組みを否定するつもりは全然ない。
出張扱いなんて凄いと思うし、NTTの出張で規定とか読んでみたい。
すげー遠方に住んでいて出勤するだけで旅費交通費、なんなら出張手当もらえるなら、サイコーだと思う。

こうやって多少茶化すと批判的に読めちゃうけど、働く選択肢とか住居による制約がないとかは広がるのはいいことだとおもう。
コレが大大前提。

■その上で絶賛するわけではなく、知りたいこと。

ここを書いていきたい。

ちなみに
叱ってNTTは通信回線を売ってなんぼの会社というか、テレワーク社会になる時にその回線を担う会社が「うちはテレワーク無理っす」ってなるわけがないというか、なったらダメだろって思う。
ある意味、ポジショントーク的な取り組みだと思うのよ。
悪い意味ではない。

■完全テレワークでバックヤードとか現場作業者的な人もテレワークなら、それはどのように成り立つのか知りたい。中小企業で応用できるレベルで。

NTTも3万人スゲーってなってるが、半数の3万はまだ完全テレワークではない。
ここには回線とかのなんかトラブったりするとかの作業するの人とか、経理処理とか、そういう人がいるような気がする。気がするだけで実際は知らない。

ただ、単純に「同じ会社ですがあなたの仕事はテレワークできませんからね」っていうのがある場合は、それはどう成り立たせているのかな?って疑問。

NTTクラスの大企業なら問題ないのかもだけど、それこそ、取引の請求書は未だに紙です。とか、なんならFAXで取引をしてるところも多いと思う。(統計上は知らん』

こういうこと書くと
・そんな時代の流れについていけない会社は淘汰されて然るべき。
できないマッチョなご意見が出る気がするのだが、「そんな(中小)企業がたくさんある」なかで、どうやったらテレワークが使えるようになるのか?
ってのが気になるわけです。

小さな会社なら
「なんで企画・WEB・営業は完全リモートワークかつ、所在地どこでもよくて、私たち経理は毎日出勤なわけ?(毎日じゃなくても月初は必須とか)」ってのに答えがないと導入できるのだろうか?

ここらへんノウハウ知りたい。

■通勤費用はいくらでも。
極論だが北は北海道から、南は沖縄県。テレワークオーケーです!って会社は出勤した時に交通費精算すると思うのだけれど、その費用って出せるの凄いなとは思う。それだけ、出勤頻度が少なくて済む仕事なわけだ。
完全に「うちはリモート主体で行くぞ!」ってならないと、なかなか難しそう。
往復2万です。次に10回来ます。月20万です。それが複数ってレベルだと中小企業はキツくないのだろうか。
いや、ぜんぶ妄想ですが。
規定で上限10万までとか付けちゃいそう。

■テレワークで企業の力が上がってるのか知りたい。

ぼくはテレワークは主砲と思っていて、戦略的なものじゃないと思うので、テレワークにする事で、経費節減とか、そういう事にメリットがあるのはわかるのだけれど、企業としてのパワーとか上がっているのかが気になる。

ぼくはどちらかといえばコロナ禍による被害もあり、「コロナ前の水準に回復できるのかなぁ」みたいな立ち位置なのだけれど、テレワークにした事で戦略的なパワーが増した的な事例を知りたいなと思う。

前の記事にも書いたかもだが
・オンライン会議用のファシリテート脳力
みたいなものがより求められる気がしていて、古い企業ほど、上の人間がこの能力を持ち合わせているのだろうか?という疑問がある。
そもそもオフラインでもファシリテーターとして優秀な人ってどれだけいるのか。

何度も言うが優秀な人揃いの企業とかはいいのだ。テレワークという働き方を選択肢として汎用性を持って多くの企業に導入するにはどうするか?が気になる。

話しはズレたが、
・テレワークを導入するメリット
ってのがどの視点で語られるか?だと、
ぼく自身の頭の中では
・物理的、時間的なコストが削減できる
は大いにわかるのだが
・即興的なアイディアを同じ場で重ね合わせていく作業
についてはオンラインを使いこなせてない。
ここら辺は大前提の職種に依存するところもあるとは思う。

なんかタラタラ書いたけど、
実際のところはコロナによる影響が強すぎて、被害があるところも、特需が生まれ景気が良くなったところも、どちらも正常な判断がまだし難いのかなとは思う。

だから、「テレワークこそが唯一絶対の解である」みたいになるのは怖いなとおもう。
いや、そんな事言ってる人は誰もがいねぇって話しはまぁ置いておいて。

■首都圏による人口密集型から大きなシフトチェンジが起こせるか?

ここらへんはテレワークと導入する企業の数によって(あとはそれこそ通信網)によって変わったら凄いかも知らないが、どうなのだろうか?

そうなった時にテレワークで地方に分散できる仕事、職種というのは全体の労働人口のどのくらいをカバーできるのか?

テレワークに限らないのだけれど、日本の99%の企業が中小企業という現実の中で、これからどうすればより豊かになるのかな?ってのが気になるところであります。

まとまりはないですが、今日はこの辺で。

それでは、また。