二つ目の質問の回答です。
・地元への想い
んー。地元。
昨日の友人。特に家族みたいな友人たちは基本地元にいるので、生まれてからから18歳まで僕を育んでくれた地元はやはり好きですよ。
高校卒業、大学進学で地元を離れたので、
地元で暮らしたのは18年間。
それからは27年間都内に住んでいるわけで、随分前から地元より都心での暮らしの方が長くなりました。
でも、何年住んでも「田舎から東京に出てきた田舎もん」みたいな感じで日々を過ごしています。
30代くらいの頃は友達に「市長として戻るぞー」みたいに話してたのだけれど、最近はあまりふざけた事は言わないようにしています。
都内の賃貸暮らしは狭いし不便な事もあるけれど人付き合いが苦手な自分には楽。
地元で町内会やら、消防団やら、市の仕事やら、本当に沢山の人間関係の中でそれぞれ頑張っている友人達の姿を見ると、気楽に地元でー、市長にーとか言っちゃ悪いかなと。
今は昔と違って、ネット通販があるし、ゲームもダウンロードだし、漫画も電子書籍だしで、正直地元にいても不便な事はないと思います。
ただ、地元を拠点に暮らしていく。と考えると、多分無理だなぁと。
手に職があるとか、自分で会社を起こすとかじゃない限りは給料水準が違うかなとは思います。
まぁ家賃安いし、都内より実は良い暮らしが出来る可能性があるのは否めませんが、とりあえず自分の年齢とかで検索かけると、地元に仕事ないですよ…
あ、別にべらぼうな給料もらってるみたいな話じゃなくて、地元に再就職しようと仮定して検索とかすると年齢ではじかれるし、年齢でオーケーなところは額面20万あればすげー。みたいなのが羅列されてるので、その水準だと、流石に今の方がもらっております。
ここら辺、誤解ないようにですが、僕の場合は特殊なスキルとかないので。っていう前提がつくので、地元で働く人がみんな薄給というわけじゃないです。しらんけど。
■自転車でいける場所が全てだった
高校卒業まで暮らした町は僕にとって愛すべき場所で自転車で行けるところが全てでした。
愛すべき。と書いたけど別に幸せ一杯だったわけじゃなくて、嫌な事とかもあったと思うのだけれど、この歳になると、嫌なことってある程度は消えちゃうものかと思います。
ずっとずっと心に傷がある人もいるかもしれませんが、僕にはそこまでの数がなかっただけかもしれません。
大人になって車にも船にも飛行機にも乗れて、それこそ日本から海外に移動できるようになりましたが、小さな箱庭のような世界で一生懸命自転車を漕いでいたそんな情景が心の中に残ってて、そう言うのがあるので地元を故郷と思えるのかもしれません。
今は現在地元で苦労してる人からは「田舎なめんな」って怒られそうですが。
結局、自分を作ったルーツの中に、住んでいた場所や景色というのが組み込まれているのだと思います。
僕が凱旋する日あるのでしょうかね?
でも、ずっと東京で根無草をするとも思えないので、最後は実家近くに戻るのかもしれません。
ここら辺は今はまだ大丈夫とはいえ、
・親の老後
・更に先に親が他界した後の墓の管理とかどうするのか
とか、色々考えると面倒そうな事も未来にはあるのだなぁと思います。
子供の頃にみた景色。
これから見ることになるであろう現実の問題。
ここら辺が【中年の危機】に繋がるのかなと思った次第です。
それでは、また。