やる気のねぇ若手社員の対処法
面白いnoteを読んだ。
若手社員に「頑張ってほしい」と伝えたら「おカネも地位も時間も何もいらないから頑張るのヤダ」と言われた時、どうすればいいのか?|よんてんごP|note
以前もよんてんごPさんのnoteに言及した事があったが、それは僕の社会生活の中で今は若手社員という存在と接する事がないから、興味津々な部分のせいだ。
今回は
✅生きてるだけのやる気のない若手くん
がもし自分の会社にいたらどう対処するか?
である。
記事の中では
- 放置でいいじゃん派
- きちんと指導すべきだ派
の意見があった。
よんてんごPさんの問いかけは
この状況、あなたならば、どう対処しますか?
である。
■回答編
できる?社会人は答えから書いていくのであろうが、せっかくなので思考をつらつらと流していく。でもここで終わりたい方もいると思うので、対処という話ならば
当該者を適切な仕事に配置する
となる。適切とは?って話が問題だが。
✅目線合わせ
まず、どの目線で話をするか?
- 経営者、人事、直属の上司あたりか?
- 職種。60点のアウトプットが損失に直結するような仕事なのか?僕は文系畑の仕事なので損失に直結しないが、成功の確率が低いアウトプットとする
- この若手のそもそもの評価
ここら辺を前提決めないと話は飛ぶと思うけれど、よんてんごPさんの書かれている60点のアウトプットが1番引っかかっている。
✅出来るのにやらない事を評価しない
矛盾した事を言うが、僕は若手は60点のアウトプットを出して上司が80点に引き上げる。と言うのは大切なことだと思っている。
この話をしだすと長くなるので止めるけれど、経験値等がまだ乏しい若手は「どうやったら100点になるだろう?」(どうやってもならない)という事で時間を食うより、現時点での自分の最大値と思われるところを出す(それは結果60点)が大事だと思い、上司の役目はそれを80点以上に引き上げ、その足し込んだ点数の部分の要素を部下に伝えることで部下の最大値を引き上げる事が大切。
で、この若手くんは「最大値が引き上がっているが60点でアウトプットを出してくる」わけだから、実力があるのにやらない。とか、頑張ればきちんと報酬で応える準備がある。とか全く意味のない話だと思う。
✅会社が60点のアウトプットをどう評価しているのか?
が凄く大切。
繰り返すが、はじめての案件で60点は責めないが、会社としては80点への指導をし、本人も習得している前提だとしたら、それは手を抜いたアウトプットとしか評価出来ない。
80点にするのは上司の仕事だけれど、同じ事を繰り返す事にリソースは避けない。
結果として僕の中の評価は
✅この若手くんは要件を満たしていない。
ここでクビをきれないのが日本の企業の問題なのだけれど、それはまた別の話。のようで、本当はかなりこれが悪さをしているとは思う。
「給料が同じなら最低限の事しかしたくない」ならば、最低限の仕事で給料をもらえる環境に行くのが本人にとって1番幸せだと思う。
工場とか、倉庫とか、流れ作業の中で役割を果たす方が絶対にいい。
刺身のパックにタンポポを入れる仕事だ。タンポポを入れれば要件を満たすので、それ以上もそれ以下もないし、給料も一定。全て満たす。
だから、指導という意味では
✅若手くんとアウトプットの目線を合わす。
既に習得している事をアウトプットに反映させないで上司に手直しを繰り返させているならば、給料を出せる保証のアウトプットを満たしていないと伝える。
それで改善ならばよし。
ただ記事を読んだ限り
・自分は死んでもいいので、60点でいいです
とか言い出しそう。
その場合は
✅配置を変える
具体的にはもし派遣を雇ってる仕事があるなら、その業務を若手くんに回す。
給料は見直して、「この給料は保証するけど、この仕事はしろ」とする。データ入力とか、代表電話とるとか、わからないけど、クリエイティブな事は一切求めない仕事。
昇給もない。
そもそもこのタイプが判明した時点でアウトプットに60点とかの要素がある仕事をさせちゃダメなのだと思う。
ここら辺は自分の職場の仕事を想定しながら書いているので、読む人によっての職場の規模感、職種等で現実味があるか、ないかは分かれるところだと思う。
僕は常々、雇用のミスマッチは起きてしまうのだからお金で解決だとしてもやめてもらえるようにしないといけないと思う。
若手くんを悪く書いているように思うが、若手くんが可哀想だと思う。
会社と本人が望む生き方がマッチしていない。
コールセンターで注文を受けるとか、工場でライン作業をするとか、作業全てがアウトプット100点になる仕事をすべきだ。
ここで、若手くんが、仮にそういう仕事はしたくない。というのなら、どうするのかね?その時点で仕事に選り好み発生してるから、話は変わってくる気がするけれど、それは仮定に仮定を重ねる方なのでここでは考えない。
結論として
✅アウトプットの目線あわせ
✅当人が納得しないなら配置換え
を対処法として実行すると考えます。
■経営者、人事目線
シンプルに
✅この若手くんを採用したプロセスの見直し。このような社員が採用されてしまう選考方法に関してはすぐに課題を確認させて対処方法があるかを検討させる。
以上となります。
普段から若者と接していないので、架空の若者像の中で、厳しい事書いてますが、実際にこのような考えの若者が今は多いのかとか、肌感覚が掴めないので、あくまでもし自分の近くに「明らかに手を抜く若手社員がいたら」という視点で書きました。
ちなみに以前にもよんてんごPさんの記事で便乗したのがこちらになります。
会社の中で存在価値を低くしたい若者が面白かった - 心のパンツは脱げるのか?
きっと今も色々な価値観を持った若者がいて、そんな中で企業の採用が旧態依然としているのってミスマッチだよな。とは思うのだけれど、そんな旧態依然な形式とは言え、定期的に新卒採用を実施している企業は立派だなとも思う。
今回は若者がどちらかといえば悪役で書いたけど、雇用のミスマッチとか、解雇規制が強すぎ問題は
- 満員電車並みに上が詰まってるおっさんの会社
- 出世を拒否して社内評論家になって百害あって一利なしな人
- 生活残業の為にチンタラ働く人
とかも一掃しないといけないと思うので、ここら辺は、若者だろうが高齢者だろうが、自分に合った働き方や、労働を提供する会社に出会える社会になればいいなと思います。
雑だけど1番大切なのは日本経済が強くて、常に求人が絶えない状態が本当に大切。
給料が上がらないのは、日本全体では勝てなくて企業単位でしか勝てなくなっているので、「全体論」で話そうとすると
・給料変わらないのに頑張るのは無駄
という話です完結すると思われます。
それでは、また。