心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

上手なサプライズのやり方

今日のBooks&Appsに掲載された しんざきさんのサプライズについての記事を読んで少し不思議に思ったのでそこら辺書いてみる。

 

先に結論を書くと

サプライズは相手の「期待値を上回る事」なのではないか?という話と、これを前提とするとしんざきさんの「事前調整」は凄く大切。

って事だと思うのだけれど、

全て相手とコミットした場合に期待値を上回る行為とは何か?は結構難しいのかもという思考も生まれたので、ここら辺書きながらまとめていきたい。

 

 

まずはこちらを

「サプライズ」っていう演出、とにかく失敗した時のことが怖すぎないですか? | Books&Apps

 

少し不思議に感じた。というのはしんざきさんのサプライズの定義が僕の中でスッキリしなかった事である。

皆さんはいかがですか?「知らなかったことによる楽しさ」と、「知っていたことによる楽しさ」どちらがお好きでしょうか?

遠足とか旅行で例えると

・遠足のしおり作りから始まり、事前のワクワク感も含め、遠足当日をスケジュール通り楽しみ家路に着く

→しんざき型

 

・遠足の日付はわかっているが、当日までどこに行くのかわからない。俺の考えたスゲープランで連れて行く相手をびっくりさせてやる。

ハマれば凄いが、大外ししたら目も当てられない

→しんざきさんの苦手なサプライズ型

 

僕自身はしんざき型に寄っているのだけれど、予定していた内容に+αが発生した時に喜んでもらいたい。というのがある。(後述するが予定を変化させるではなく+αというルールが肝要)

 

なんとなく、このような演出というか驚かす行為をしんざきさんがどう考えているのかな?と気になった。

 

僕はこれをサプライズだと思っていて、

  • 好きなバンドの新作アルバムのツアーに行ったら、もう何年も演奏してない古いアルバムの曲が演奏された。(ライブは合意しているがセトリは知らない)
  • ニンテンドーダイレクトの最後に「では、最後にこちらの映像をご覧ください。パチっ!」の後にまさかのゲームの発表があった。

こういう、そもそもサプライズがなくても相手は十分満足するが、隠されたもう一手がある事で喜んでもらえたら嬉しいというやつ。

 

サプライズって1か0かでないほうが上手く行くと思う。

 

期待値を満たさなくてはいけないので、

事前調整は大切。

デートでも飲み会でも家族旅行でもいろんなケースはあると思うのだけれど

「お互いこれは満たそうね」

を合意しつつ、こっちはあと一手用意しておく。

結構ワクワクする。

 

外す場合もあるかもだけれど、合意した事は実行するから、相手の期待値以下になる事は少ない。

※書いていて思ったけれど、一手を拡大解釈しすぎて台無しにする場合もあるのかも。そういう経験はないのでわからないけど。

 

あと先に書いたが+αである事。

みんなで決めた予定なのに、その予定が個人のサプライズで入れ替わるとかはなし。

あくまで+α

  • 誕生日のお祝いで外食をする。レストランもメニューもみんなで決めた。でも内緒でメニューにないもう一皿がある

こんな感じ。

 

ただ、こういうのは結構『物』に頼りがちなところはあるのかもしれない。

僕なんかは約束したプレゼント以外にちょっとした物を用意するとかに走りがちなのだけれど、物とかに頼らなくても、プレゼントを渡す時にお手紙を書いて渡すとかでも十分サプライズだとは思う。

 

相手が全く予期しない事を実行して驚かせたり結果的に感動したりというのは、余程対象の人とサプライズをかける人の感性が似てないと難しいと思うのと、個人的には「喜んでくれるはず」という傲慢さがある気もするので好きではない。

まぁ類は友を呼ぶのとそもそも友の絶対数が少ないので僕の場合はこういうケースに遭遇することが少ないだけなのかとは思う。

 

しんざきさんの記事をきっかけに色々考えたのだけれど、「なんかサプライズうまくいかない」って人とは相手の期待値をどこに設定するかを意識するといいんじゃないか?という話に帰結しました。

「期待値を持たせる事自体NO」という方のやり方はわからないっす。

 

最後に

個人的に最近サプライズだと思ったこと

 

実際に実行して喜んでもらえたサプライズ(ずっと前ね)

  • 友人が結婚する事になり希望のお祝いを用意。裏側で新郎新婦それぞれに「アイツのどんなところがよかったの?」とか「なれそめ」とかを興味津々で聞く体で聞いておき、それを人生ゲームに落とし込んで結婚式当日にプレゼント。あれから15年くらい経ったみたいだが、先日家族4人でお父さんお母さんの結婚人生ゲームを楽しんだと改めて報告を受け嬉しかったり。

 

これ、今はないのかな?

世界に1つだけの「人生ゲーム」をオーダーできる--タカラトミーが4月からウェブで受付 - CNET Japan

 

 

そんなわけで、しんざきさんの、しんざきさんの〜と連呼しましたが、もうずっと昔からしんざきさんのブログを読んでおりまして、ゲームであるとか、それを楽しむ構造とか思考とか、ご家族との話とか、社会人としての考えとか、いつも楽しく読ませていただいている次第でございます。

不倒城

 

今回のこのエントリーもしんざきさんの記事に対する感想というか触発されて書いた事でもあり、このブログを読む人あてなのか、しんざきさんへの感想なのか境界線が曖昧ですがご容赦ください。

 

それでは、また。