心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

ウーバーイーツ、物流品質として見るか?労働者として見るか?

こんばんは!題名気づいた?アレ、そう、打ち上げ花火的な?オマージュな感じ?

 

うん。わかる。わかんないよね…

 

でも、おじさん炎上しないように工夫したんやで?下とか横とか書くと「労働者は下ということか?どういうことじゃ!」とか怒られるでしょ?

インターネッツの世界は敏感肌だからね。

 

よし、じゃあ奥菜恵の話でもするか!違う。

岩井俊二?違う。

あの頃のフジテレビ?違う。

 

わかる。この題名で興味を持って展開される話がそれだとアレでしょ?わかる。

 

おじさん今日は真面目に書いちゃう。

真面目に書くと文章が固くなる時がありますが、書き終えたら柔らかくなると思うのでご容赦ください。カク(意味深)

 

さて、少々ふざけましたが今日は少し真面目に思考を開示したいと思います。

 

発端は糸井重里さんのこの呟きが炎上したらしいという話です。

 

炎上したらしい。と書いたのは自分のTLでは本件について特に何か目にすることもなく、何かで記事なのかまとめなのかトレンドなのかで気がつきました。

 

糸井重里さん自身はこの呟きの意図とか話してないと思いますが、これについて賛否両論との事で、何が賛で何が否なのかちょっとリプ欄みたら論点噛み合ってないな。とクラクラしたのでざっくり解釈して読むのやめました。

 

ちなみに糸井重里さんのツイートは議論を呼び起こそうとしてないので論点という表現は不適切かと思いますが、そこはまぁ、お気にせず。

 

糸井さんの真意は分かりませんが個人的な解釈を前提に何故このツイートが炎上してるのかを書きたいと思います。

 

簡単に言えば

糸井さんの呟きは『物流品質』としてウーバーにレギュレーションないの?と話したのに対して、反論してる人のほとんどは『ウーバーイーツとしての働き方、働く人』に焦点を当てているので不幸な炎上になっていると思います。

 

糸井重里さんは「ほぼ日」という今や上場もした株式会社の社長です。小売業に属してますが収益の大半は物販事業のはずです。サイトのほぼ日で手帳とか買うアレです。

 

僕自身ネット通販にはそれなりに詳しい人間なので構造がわかるのですが、自社の製品を通販にて販売する場合。

受注→出荷→配送→お届け。

なのですね。そして皆さんがほぼ日でもAmazonでも楽天でも何しろ欲しいものを注文すると玄関まで荷物を運んでくれるのは「配送」してくれる人です。

 

大きな通販ならヤマト、佐川、ゆうパックあたりをイメージ出来ると思います。

 

配送を自社で賄う会社もありますが、全国にお届けを前提にするなら上記の配送会社がまず使われます。(おっさん注:Amazonとかのデリバリープロバイダとかそーゆー話はここじゃ割愛するで!)

 

で、物流品質の話したですけど、自社製品をお客様にキチンと届けたい。と荷主(ここでは、ほぼ日)は思ってるわけです。

 

そう考えた時に仮に自社製品が「今作ったお弁当」だったとして、配送をウーバーイーツにお願いする。と考えた時に、

・食品扱うけど配送する人との服装とか清潔さとかは決まりがないの?

・配送に使う自転車とか、そもそもの物流ハードに汚れが出た場合のメンテナンスルールとかないの?

という物流としてお届けする時の品質として適しているのか?を想定したのだと思います。

 

誤解がないように先に書きますが「ウーバーイーツはダメ!という話ではない」を忘れないようにしてください。

 

通販を生業とする人が、自社製品とお客様を物理的に繋ぐ物流について、ウーバーイーツはレギュレーションないみたいね。と言ったという話です。

 

(おっさん注:ここでカッカしたらアカン)

 

ちなみに、

「ヤマトだってマンションの最上階までまず運んだら汗だくじゃないのか?」

とか個別の話に落とし込むものではないです。

これについては、ヤマトは制服があり、宅配を運ぶ時のルールが服装を含めある。

という事です。あと制服の洗濯とかルールもあると思います。

 

さて、ここから「労働者」としてのウーバーイーツです。

 

目にしたツイートのリプの大半がこの視点で考えて「糸井重里何様だ?」と怒っています。

 

・一生懸命働いてる人を馬鹿にしている

・配達員の実態を知っているのか?

・ウーバーの雇用形態、賃金わかってるか?

・新しい働き方にケチをつける老害

 

って感じでしょうか。

 

実際に糸井さんの意図はわかりません。

ただこれまで書いたように「仕組み」として配送をお願いするにあたって服装や道具のメンテナンスのルールは統一してないの?

という話と、実際に働く人の現実はどうか?という話は視点が違うのです。

 

先にヤマトには配送員へのルールがある。と書きましたが、ヤマト配送員個人で見た場合に丁寧な人もいれば、荷物を雑に扱う人もいると思います。

どんなに大手だといえ「なんだあの配達員の態度は!」って人もいるでしょう。

 

逆にウーバーイーツは配達員の評価を受け取った人がフィードバック出来る仕組みがあったと思います。「なんだあの配達員。2度と頼まねぇぞ!」を伝える手段はあるのです。

 

ここら辺が荷物を依頼する側の視点で話した(と思われると事が、荷物を運ぶ人を否定されたと捉えられたのではないかと思います。

 

繰り返しますが、ウーバーイーツの配達員はウーバーイーツのルールに従っている事に関してなにも悪くないのです。

仕組みとしてのウーバーイーツ。労働者としてのウーバーイーツが今回噛み合ってないなと思いクラクラした次第にございます。

 

ちなみに件のツイートが

「信号待ちしてたら、逆車線を走るウーバーの自転車が信号無視してカッ飛んでいった。ヤバね?」だったら炎上しなかったと思います。

 

これは流石にアウトだと思うので。個人的にウーバーの信号無視とかよく見るので、いかに早く届けるか?とかいかに件数をこなすか?が大事とは言え道交法は守らないと。とは思います。

 

そんなわけで視点の違いから今回の炎上は起きたのだと思いました。

 

ちなみにウーバーイーツのように従来の日本にない働き方が広まり、新しい賃金を得る手段が増えていくのは良い事だと思ってます。

ただ規模が大きくなればそれなりにルールを作ったりしないと更にブレイクスルーさせたり、今後の日本社会に根付いたりとか、そういうのは問題が顕在化したら修正はしていかないとと思います。印象論としてウーバーイーツの配達員の手軽さは魅力ですが何か起きた際のリスクの度合いは賃金に見合ってるのかな?とは思います。

 

 

うっカク!っ

 

ふぅ。

おじさん頑張ったよ。

 

アレやね。もうちょっと真面目に深く書くなら、全国配送の通販と、ドミナントとして荷主目線だと半径nkmのウーバーとはまた観点が違うし、途中で混乱するから触れないよって言ったデリバリープロバイダ的な仕組みとの対比とかの方が面白いかもしれないね。

 

あと物流品質といいながら、発想がアメリカ的というか

日本的→クレームを起こさないために事前準備をします。クレーム発生率にこだわります。

アメリカ的→クレームが起きたら対処します。起こしたやつの首を切ればそいつが再発する事はありません。

 

みたいな企業やビジネスの発祥から色々考えてもオモロいかもね。

 

ちなみにアメリカ的とか書いたけど、アメリカのクレーム対応してバカにするなとか怖いので怒らないでください。イメージ的な例よ。

おじさん炎上怖いんよ。

 

ここ最近、おじさんを主語にしてエセ関西弁を使う文体になってるので、ブログ名も「偽とんかつ教室」とかにした方がええんやろか?

 

そんなわけで「あぁ視点が噛み合わない事で無用な争いが!」って目にするとモヤっとする時があるので今日は書いてみましたでゲス。

 

人気が出たらアニメ映画版のエントリー作るぞ!

おじさん知ってる。力入れたものほど読まれない。

 

そんなわけで、

チャオ!←苦手