心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

会社の中で存在価値を低くしたい若者が面白かった

noteでよんてんごPさんのこれが大変興味深かった。

『会社内での自分の存在価値を可能な限り低く保っていたい』という若手|よんてんごP|note

 

普段若者と話をすることがないので、業界は違えど若者の思考の一つを教えてもらった気がするのと、よんてんごPさんの感想にある様に『会社に所属して会社で成果を出すことが未来につながるという価値観の古さ』的なものに対する驚きは僕も共感するところがあり、大変興味深かった。

 

先に結論を話すと

1.この様な若者を組織の中でどう接せるべきか?については『組織で出来ること、自社がどの様な社会的な役割を担っているのか?』を伝える。

 

2.個人的にこの様な若者の考え方とか否定はしないしスタートアップ企業とか、新しいビジネスとかはきっとこういう若者から生まれると思うのだけど『会社組織に属さなくてやりたい事の下準備ができる社会構造とかを実現しないとキツくない?』とは思った。

 

3.本当に優秀な人ははじめてるし、止められないと思うがそれはいつの時代にも存在して、仮によんてんごPさんの話をした若者が凡庸な人だったら、マルチタスク(ここでは会社の仕事と、それ以外の自己実現仕事)よりシングルタスクで会社の仕事で成果上げて行く人の方が生きやすい気はする。ただ企業と一蓮托生の側面が強いのでその企業自体が弱いと弱い。

 

解説

1.についてはかなり古い価値観のおっさんとして笑われそうだけど、個人で何かするより、企業でする力って面白いとか、自社が世の中でどんなミッションを持っているかという、『自分は社会にどう関わっているか?』に共感してもらえるかどうかだと思う。

「そんな価値観しらねぇよ、生きるために金が必要で、仕事は金を得る手段」といわれたら、終わり。

ただ、企業として会社に利益をもたらす人材を適正に評価して昇給していく仕組みを持っているならば、優秀な人材を繋ぐ手法には『報酬』と『理念への共感』だと思うので、この理念というか会社に属することでの面白さをどう伝えるか?もしくは経営者ならどう作るか?その船に乗ると面白いぞ!ってなるかだと思う。

 

2.これについては3のほうと似てるのだけど、マルチタスクしないと牙を研げないというのはシンドイ気がして、別に会社組織に属さなくていい、新卒一括採用とは別に生涯賃金までのいろんな選択肢がある社会構造とかにしないとマルチタスク大変じゃないのか?ってだけ。

体は1つで時間は24時間しかないから、集中するなら一つの方が効率が良さそう。

とはいえ、別に仕事じゃなくて投資関係で仕事を持ちながらお金を増やしていく方法とかはずっと前からあるわけで新しい考えではないのかも。

とはいえ、とはいえ、仕事と仕事と同じくらいのお金を別で稼ぐにはそれなりのろう力がいると思うのよ。僕は投資の勉強が嫌でただのギャンブルしてるし。そして勿論稼げてない。

 

3.少なくない若者がこのnoteあるような考えで会社を腰掛けとして考えているのなら、2を根拠に会社でガンガンのし上がる方が楽な場合もあるよって選択肢を提示したい。それだけ。

個人で戦えない人の方が圧倒的に多いと思うので、既存の枠組みの中で勝負するという『若者らしくない』闘い方も有効かなと思ったり。

 

最後に

企業側の前提としては「その企業が絶えず成長しようとしている」という事なので、会社側も若者に問われていると強く認識しないとこれから若くて優秀で会社を次の世代に託せる人材を獲得出来なくなるだろうな。とは思いました。

 

全然上記の話に関係してないけど、腐った組織とそれに属する人達をどうしたらいいのか?血の入れ替えか、組織改革か、今ある凡人を底上げする仕組みを作るか?とか興味ある人は漫画「医龍」を読むといいと思いました。まる。