エウレカセブンのエンディング曲だった「秘密基地」という曲が大好きでして。
昨日、ふと帰りの電車でこの曲を思い出したのですが曲自体がいいというのもありますが、曲名である「秘密基地」という響きは懐かしくてとても好きな言葉です。
曲はこちら。アニメのエンディング曲だと侮るなかれ。僕はとても好き。
秘密基地の原体験としては子供の頃に弟と布団やマットレスで家の隅に囲いを作り親は入っちゃいけないという事だったと思います。そこで弟とどんなふうに遊んでいたのかは全然覚えていないのだけれど。
家の中からはじまった秘密基地はいつしか、大きくなるにつれて姿を変え、友人の家であったり、離れであったり、高校時代の部室だったり。
別に秘密な事なんて何もなかったけれど、携帯とかない子供時代に「そこに行けば誰かがいる」という空間は僕にはとても心地よかったです。
秘密基地というか、たまり場というか。
なんとなくそんな事を思い出しながら頭に思い浮かべた作品を2つご紹介。
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吉田聡『湘南グラフティ』
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大好きな漫画である『湘南爆走族』のスピンオフというか外伝作品。湘南爆走族の主人公達と同じ時間軸で同じ湘南で繰り広げられるフツーの男子高校生の物語。不良に憧れたり、ちょっとつっぱらかってみたり、恋をしてみたり、仲間にからかわれたり。ウスラ(登場人物の1人)の家の庭にあるプレハブに毎日「シューゴー」と声をかけ集まる5人の男子高校生。似たような高校時代を過ごしてきた僕には凄くシンパシーを感じる。作品の方が圧倒的に古いのだけれど、色あせないという事なのだろうな。吉田聡の作品なので当然のようにギャグ要素があり読んでいてとても面白い作品です。
ベタベタしない、でもくだらなくて、一緒に同じ空間にいるだけでサイコーな仲間を描いた傑作だと思っています。
『湘南爆走族』ももちろん最高ですよ。
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『あの日見た鼻の名前を僕達はまだ知らない』
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こちらはアニメ作品。2年位前にノイタミナ枠で放送されていました。小学生の頃、裏山?みたいな場所にある掘立小屋を秘密基地にして結成された超平和バスターズの面々。メンバーの事故死をきっかけにいつしか離ればなれになり高校生になった主人公の前に突然死んだ”めんま”が幽霊になってあらわれてってところから話がはじまります。めんまは成仏できるのか?そもそもなぜ幽霊となって現れたのか?「あの日」を境に離ればなれになっていった超平和バスターズの再会。そして各メンバーの心の葛藤と成長。僕は素敵な作品だなと思いました。彼らの1年後を描いた劇場版は昨年公開されたのですが観なかったのでブルーレイを買おうかちょっと悩み中です。
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そんなわけでとりとめもないですが、秘密基地とかたまり場とか。あの日あの時間に何も言わなくても一緒にいてくれた人たちを思い出しながら。
それでは、また。