『銀の匙』10巻。感想。
銀の匙 Silver Spoon 10 (少年サンデーコミックス)
- 作者: 荒川弘
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/01/08
- メディア: コミック
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駒場君再登場。
冬の巻は全般的に漫画自体が力を溜めている印象。
地産地消もそうだけれど、育てた豚をただ食べるだけじゃなくて2回目は加工して販売するというところまでを描いている。
値付けとかブランドの力とか深く考えると面白い分野まで少年誌で上手に描いているなと思います。
1回目が命を食べるという事。2回目が食べ物として売るという事(今)そして今後3回目以降は2回目よりもシビアな値付けであったり顧客からリピートしてもらえるのか?というテーマが描かれそうです。
駒場君の家の廃業に伴う「生産者にお金がこない」という事に対して、それぞれがそれぞれの将来のあり方を考えているのがいいなぁと思いました。
値段って難しいのですよね。
どこよりも安ければ売れるっていうのは当たり前なわけで。販売者としては当然利益を出さなくてはいけないからその利益をどうとるか?その利益をとるだけの価値を提供できているのか?っていうのは確実な答えがある事ではないので、八軒君達の販売がこれからどうなっていくのかを楽しみにしています。
冬の章はもうちょっと続くのだろうか?厳しい冬が過ぎれば春がくる。
きっとそんな話になっていくのだと期待しています。
それでは、また。
実践プロフェッショナル 価格戦略入門―ケースで学ぶ利益最大化の理論と方法
- 作者: 吉川尚宏
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2009/06/19
- メディア: 単行本
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