心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

amazon オールタイムベスト小説100

そろそろ年末を意識するこの時期&読書の秋って事なのでしょうか?
amazonで面白い特集が組まれています。

amazonオールタイムベスト小説100

和洋を問わず面白い100冊の小説がずらっと並んでいます。

本に関してはどちらかというと夏の読書感想文にあわせて「夏の100冊」みたいな感じで各出版社が展開しているのが一般的だと思いますが、出版社とかの枠をはずし小売としてamazonが100冊チョイスしているのがいいなと思います。

映画なんかはこの時期から1年間で公開された映画やオールタイムでの映画選なんかをいろんなブログで拝見しますが、本に関してはあまりないなぁという印象でした。
こういう企画が個人までどんどん広がると面白いんじゃないかと思います。
僕も「2013年ベスト」とか「オールタイムベスト10」とかを主催できるくらいのブロガーになってみたいものです。読者がいないとできないですからね。

ちなみにamazonのベスト小説100はざっくりですが7割くらいが読んだことがある感じです。
かなりメジャーなタイトルが多いですし、オールタイムなので古典も含め名作が多いからでしょう。

今日はオールタイムベスト小説100からおすすめの3冊と僕の中のオールタイムベスト100でamazonにはランクインしていない小説を3冊ご紹介です。

ミラン・クンデラ『存在の耐えられない軽さ』

これは説明不要。というよりも題名をみて気になったら事前情報なしに読んで欲しい傑作。
話自体はきちんとストーリーがありますが普段から「自分って何だろう?」って考えたりしたことがある人は読んでみるといいと思います。
職場の読書家の先輩と本の話をした時、和書しか読まない先輩が唯一海外の作品なのに読んだ本。
変な例ですが、そのくらい力がある本です。

宮部みゆき『模倣犯』

秋の夜長に一気に読みたい。でもボリュームがあって徹夜じゃすまない。でも止まらない。そんなミステリー。当時大ヒットしたので読んだ方も多いと思いますがやはり面白さは別格なのでお勧めとしてあげました。
僕が以前の勤め先で同僚に『模倣犯』を貸したら、同僚からその父親が読み、母親が読み、結局僕の手元に戻ってこなかったという・・・そんな本です。
未曾有の連続誘拐殺人。犯人の視点、家族の視点。重層的に描かれたその世界観と犯人とその結末。
未読の方、食わず嫌いの方がいたなら本当に読んで欲しい一冊です。

ロバート・A.ハインライン夏への扉

「ぼくの飼っている猫のピートは、冬になるときまって夏への扉を探しはじめる。家にあるいくつものドアのどれかひとつが、夏に通じていると固く信じているのだ。」
これが全て。誰もが夏への扉を探しているのだって感じです。
以前もブログに書いた大好きな一冊。タイムスリップものとしてもその結末に向かうまでの道のりはとてもハラハラドキドキ。快楽とは違う、本当に心が洗われる気持ちのいい話。大好きです。

amazonには入らない僕のオールタイムに関して3冊ピックアップしようと思ったのですが、
それはまた明日にでも。

それでは、また。