祖母のバレンタインチョコ - 心のパンツは脱げるのか？

今週のお題「バレンタインの思い出」

バレンタインを思い出すと、甘酸っぱいあの日のあんな事やこんな事なんて
実はなくて、

祖母の事を思い出す。

祖母は不二家の「ピーナッツチョコ」が大好きだった。

毎年「バレンタインの時期に販売されるんだよ。私はこのチョコレートが一番好きなの」
と言っては、美味しそうにそのハート型のピーナッツチョコレートを食べていた。

不二家のピーナッツチョコが本当にバレンタインの時期だけの販売なのかはわからない。

でも、それはどうでもいいことで、
祖母にとって「バレンタインの時期に食べられる大好きなチョコ」であった事が何よりも大切なのだと思う。

「お前も食べるかい？」と半分に分けてくれた、あのチョコレートが
ずっと本命チョコだったのかもしれないなと思うのだ。