『ワンパンマン』5巻
『ワンパンマン』5巻読了。
相変わらずな村田雄介の圧倒的な画力で描かれる、どんな巨大な敵でもワンパンで片を付ける正義のヒーローワンパンマン。
ヒーロー協会編?がはじまってから若干テンションが落ち気味な感じ。
ヒーローと凶悪な化け物が戦う。(普通の)ヒーローなすすべなし、ワンパンマンことサイタマ登場。ワンパンで終了。
基本的にワンパンで終了というのは様式美だからマンネリには思わないのだけれど、ヒーロー達が出だしてから人類側の犠牲というのは明確には描かれなくなった。
だから、被害の無い戦い。化け物だけが死ぬって感じ。
別に本格的な漫画にしてほしいとか人類側も積極的に死ぬべきとまでは思っていないけれど、明らかに3巻までの勢いがなくなっているのでそれが懸念です。
音速のソニック君(笑)には頑張ってほしいのですが。
あまりそういった事を考えなければ、4巻の話は凶悪な化け物に歯が立たないのがわかっていても何度でも立ち向かう無免ライダーの雄姿には心を打たれます。
そして助けてもらった感謝はなくなすすべもなく負けたヒーローをバカにする一般人に対してあえて「みんなが先に戦ったおかげで最後いいとこどりできた」という風に誤解をさせたサイタマ。
一人だけ規格外(漫画の世界観も超越した)の力を持つワンパンマンを今後どのように動かしていくのか。
失速気味と懸念はしていますが予想を裏切る楽しさがあると信じております。
ちなみに『ワンパンマン』はウェブ漫画で原作がありますが、僕は未読です。
1~3巻は文句なしに面白いので、まだ巻数も出てない事ですし1度手に取って欲しい作品です。
それでは、また。