『食戟のソーマ』4巻読了。
『食戟のソーマ』4巻が電子書籍で配信されたので購読しました。
3巻からはじまった宿泊研修編。
不本意な理由で不合格=退学を言い渡された恵を救うため、卒業生であり食の最前線にいる四宮に食戟を申し込むソーマ。という引きで終わった3巻の続きです。
3巻を読んだ時の感想はこちら。
ジャンプ2作感想。ワンピースとカップヌードル。そんでソーマ。 - 心のパンツは脱げるのか?
3巻のラストの展開から仲間を救う為の王道料理バトルそして卒業生にも勝ってしまう展開か?と安易な予想をし、願わくば予想を裏切ってほしいと書きました。
結論として、いい方向で予想は裏切られました。
詳しくは書きませんが、食戟は実施。ただし恵がシェフとして料理を作り、ソーマは補助という役割での勝負となります。そしてここで繰り広げられる料理とその結果は?
なぜ卒業生の四宮はあそこまで自分のルセットの変更を一切許さないという姿勢なのか?
一旦、主役のソーマを脇に置く事でこれまで補助役でしかなかった恵のキャラクターが立ってきます。
恵のキャラクターが確立されていく事で、ソーマのヒロインはダブルヒロインなのかしらと。1人は薙切えりな。そして田所恵。しばらく影を潜めていたえりな様ですが4巻後半から登場。そしてソーマの強力なライバルという位置づけだけではなく、えりな様自身にも敵対勢力があるような事が描かれています。
4巻もラストの引きが続きを読みたくなる展開です。
ホテルの朝食ブッフェで卵を使った驚きのあるメニューを考案し200食を提供できたものが勝ち抜け。続々と合格する者が出る中で何とソーマは・・・5巻に続く。
『食戟のソーマ』は巻を重ねる毎に面白くなってきています。
個人的にはエロ成分が減ったのが良かったと思います。
いや、作画の佐伯俊先生は青年コミック出身で絵も上手、女の子も可愛いのでこのまま薄い本が出ちゃえば大人気。って感じではあるのですが、なんというか王道料理バトルとして脚本がしっかりできているので当初目立ったエロ描写は余計だったかと。
美味しいものを食べた時の快感を性的快感に置き換えての描写だったわけですけれど、なんというか食欲満たされた時にエロはあまりこないかと。
少年誌の漫画だし、子供たちがエッチな描写でドキドキするって漫画はありですけれどこの漫画はそういう色眼鏡で見られちゃうには惜しい漫画だと思います。
そんなわけで3巻4巻くらいの描写がちょうどいいなと思いました。
『食戟』のソーマはまだ5巻までしか出ていないので今から読んだり集めたりしても追いつける巻数です。料理漫画が好きな方にはお勧めです。
それでは、また。