こんばんは。
今日はちょっと眠いのですが、軽めな感じでお勧めの漫画を紹介します。
ゲッサンで連載されているヒラマツ・ミノル先生の『アサギロ』です。
これは新撰組を描いた物語です。
僕は、何を隠そう小説『燃えよ剣』が何より好きなのですね。
ですので、当然という感じで、新撰組関連の書籍は色々と読んでいるのですが、
『アサギロ』はまだ序盤という事もありますが、ほとんどの本が京にあがる直前の近藤、土方、沖田を描いているのに対し、『アサギロ』は後の新撰組の中核をなす各キャラクターの出会いから描いています。
当然、近藤もまだ近藤勇ではなく島崎勝太として。
そして、剣の天才、沖田総司。智謀の土方歳三に対して、どうも僕は近藤勇を過小評価していたのかもしれません。
『アサギロ』で描かれる近藤勇はとても不思議な魅力をもったキャラクターです。豪快なようで、緻密なようで。
そんな近藤の不思議な魅力に己の生き方を探す剣士達が集まってきます。
彼らがこれから時代のうねりの中でどのように生きていくのかを、どうやって描くのか。とてもワクワクできる漫画です。
新撰組の結末は歴史が好きな人ならわかっていると思いますが、彼らが多摩の田舎道場でどんな青春時代を過ごしていたかを知るだけで、これから彼らが京にあがった後の話がどんどん深みが増すのではないかと思います。
まだまだ序盤の『アサギロ』ですが、新撰組ファンは必読だと思います。
それでは、また。
- 作者: ヒラマツミノル
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/12/12
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 10回
- この商品を含むブログ (10件) を見る