(ネタバレ)バットマン ライジングのラストについて
「バットマン ライジング」のざっくりとした感想については、既に書いたのですが、その後、いろんな方の感想等をみて、ほうほう。そうだなぁとかいろいろと楽しんでいるのですが、どうも気になる意見が散見されるので、僕の考えを書いておきます。
そもそも、こんなことを日記にしている時点で恥ずかしいのですが、まさかとも思うので、書いておきます。
どうやら、
「あのラストでバットマン(=ブルース・ウェイン)は死んだ」
と真剣に思っている人が結構いるようなのですが、
いや、生きてるだろ!
なんか、こんな事書くのも恥ずかしいのですが、やっぱり3時間近く映画があると集中力が途切れちゃうのですかね?
どうも、「バットマン死んだ説」を唱える人は
・あの最後のウェインのシーンはアルフレッドの妄想
・監督のクリストファー・ノーランははっきりした終わりを描かない監督だから(例:インセプション)
とか、いろいろ書かれているのですが、
いや、いや、いや。
1000歩ゆずって、『インセプション』のラストは確かに観客にゆだねているどちらともとれる(っというか、もしかして)と思わせる演出で終わっています。『インセプション』自体は夢の多層構造で最後に夢が本当に覚めているのか、それとも・・・と思わせるから、意見が分かれて当然だと思うのですが、
『バットマン ライジング』はそんな曖昧なラストじゃないでしょ?
もちろん、見た人なりの解釈が沢山あるのは否定しないですが、
僕の意見としては生きてるよ。です
根拠は、まんま彼を支えた人達のその後に表されているのですが、
フォックス
劇中、あれだけ「自動操縦の調整が終わっていない」といい続け、最後の場面でもバットマン自身が「手動で」といって操縦をしている。
けれども、ラストシーンで、半年前にブルースウェインの手によって「自動操縦は完成していた」事が明かされる。
ゴードン
バットシグナルが直されている。そして彼の笑顔。
ジョン・ブレイク(ロビン)
ウェインの遺言?遺産相続?でバットケイブの座標を知り、バットマンを引き継ぐ
アルフレッド
ウェインに語った夢と同じシチュエーションで、自由と幸せを手に入れたウェイン&セリーナを見つける。
セリーナ
ブルースの遺産相続時に母の形見のネックレスだけが紛失している。
アルフレッドがみたのは、ウェインとセリーナ。
僕はネックレス未確認ですが、ウェインがセリーナにあげたのだと思っています。あのシーンで首につけてるのかな?
あまり難しい事を考えずにいえば、ブルースウェインのバットマンは、自身の体がボロボロな事もあるが、ロビンという後継者を見つけ、セリーナという新たに愛する存在を得て、核爆弾の処理(海で爆発)させる際に自分の死を偽装する事で、ブルース・ウェインのバットマンという存在を消しただけかと。
誰でもバットマンになれる。だから、ウェインだけがバットマンでいる必要はない。ロビンという後継者も見つかったしね。
そうするための死の偽装だったのだと思いますよ。僕は。
こういう解釈は人それぞれだと思うので、そこは人それぞれだと思うのですが、ウェインは死んだ。アルフレッドの妄想(キリッ)っていうのは無いかなぁと思っています。
アルフレッドの妄想説については、劇中でアルフレッドが語った夢をラストで実現するという洒落た演出なだけだと思うのですが、かえってそれが「妄想」と撮る人がいるのだなぁと思いました。
そんなわけで、
生きてるぞ!安心しろ!
と僕は言いたかったわけです。はい。
こうやって書くと、やっぱりもう一度見たくなりますね。
誰かの感想で「アルフレッドはブルースの墓でなく、ブルースの両親に対して謝罪の言葉を述べている」とかあったりして、本当にそうだったら興味深いですね。僕は普通に流れで、ブルースに対して泣いているのだと思っていました。
偉そうに書いてみましたが、多分、何度映画を見ても僕にはわからない事があるので、誰か教えてください。
・ハービー・デント法律って何っすか?
・地下に閉じ込められて3ヶ月たっても3000人の警官は何で元気なの?
・封鎖されたゴッサムシティにどうやってバットマンは帰ってきたの?
こんな突っ込みはあるのですが、
『バットマン ライジング』は面白いです。
また見たくなってきました。
それでは、おやすみなさい。