鳴らない電話。友達だったと思うものの対処がわからない。僕がfacebookができないわけ。

私、昔　自分の勝手な思い込みで辛かった時期があるので･･･
今はなるべく確かめるようにしてるんです。
本人にだってわかってない場合もあるんですから
人からのまた聞きなんてもっと当てになりませんよ
だから私は手触りがないものはあまり信じません

『少女ファイト』２巻より。

今日からカテゴリーに「考え事」を作ってみました。
普段から言葉にしないで考えている事は沢山あって、大抵自分の中で答えを出してそのままにしているのですけれどブログに書く事で何か広がりがでるのかを試してみようと思います。

ちなみに「考え事」であって答えが出ていない事も書いてみます。

自分で答えを出している事をあえてもう一度疑問形にすることで新しい考えや発見があればうれしいなと。

それでは、はじめます。

友達だったもの

僕の携帯にはもう１０年以上かけていない電話番号がいくつも登録されていて。僕からかけることもなければこの１０年で着信があった事もない。そんな電話番号がある。
消しちゃえばいいじゃん。とも思うのだけれどその電話番号（今も繋がるかはわからない）主達とは確かに友達として共有していた時間があってそれを消すことは自分の中の記憶も消すことになるような気がして抵抗があるのだ。

多分。僕がこんな風にたかが電話番号で悩む事は当人達は知らないし、それ以前に僕の電話番号なんて消えてしまっているんじゃないかと思う。

僕は３６歳なわけで社会人をしている。僕が学生の頃は今の若い人達のようにスマホどころか普通の携帯さえなかったから中学から進学して高校に。高校から進学して大学に。大学から卒業して社会人にという岐路において離れてしまった友人というのはいる。

それはそういう時代だったから仕方がないと思うし、そういう人達と交流が復活する場合があるからfacebookが広まった側面もあるのだと思う。

僕が友達だったものと言っているのはそういう岐路で別れてしまった友人ではなく、その分岐に左右されずお互いの環境が変わっても繋がっていた友人の事。

連絡先は知っていたけれど一切連絡がなくなった人達。

ずっと友達だと思っていたのだけれどな。そう思っていたのは自分だけだったんだな。と思う人達の事だ。

この鳴らない電話番号はどうしたらいいのだろう？
いつか鳴る日が来ることを期待している？・・・いやいや。そんな風には思わない。

１０年かかってこない電話はこれから先１０年経ってもかかってこないだろう。

自分から電話する？・・・いやいやそうするには時間が経ちすぎた。

友達として１０年以上必要とされなかったというのはやっぱり重い。
人によっては「もともと友達じゃないんだよ。何くよくよしてんだ」って言われるような話だ。

だから僕はこの友達だった人達の名残をどうしたらいいのかわからない。
消してしまうには僕には大切な思い出だったわけで、その思い出とかろうじて今の僕を繋げてくれている数字なのだ。