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心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』感想。ネタバレあり。

『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ [新編] 叛逆の物語』を観てきました。
話題作なだけあり平日の16時の回だったにも関わらず入場が10分遅らせられるくらいの大盛況な感じ。

ネタバレなしで「話題作らしいから観てみようかな?」って人に最初に書いておきますと。

本編は『魔法少女まどか☆マギカ 』TV版もしくは劇場版前2作の後日談なので
前提を知らない人は観ても意味が分からないと思います。 

素直にレンタル等で観てからじゃないと楽しめないですよ。

僕はTV版を見ただけです。劇場版前2作は未見。
基本設定とどんな感じの物語かと、「まどか☆マギカ」のラストはどうなったか?を
知っておけばいいんじゃないかと思います。

つまりTVか映画2作のどちらかを見れば大丈夫だと思います。


映画の感想ですが、
面白かった です。

以下、ネタバレを含みタラタラと思った事を書いていきます。

面白かったのですが、長い!
特に前半が。

物語がはじまるとお馴染みの魔法少女達がナイトメアというものと戦っている魔法少女な日常が描かれているのですが、僕には長かったです。
まどマギを愛してやまないファンの方々には「俺たちが観たかった魔法少女」みたいな感想の人もいるのだと思いますが、僕には長かったです。

そもそも、ナイトメアという存在と戦うという事が違和感であり、映画を観ている人も「これは何かおかしいぞ?」って思わせながら次の展開につながっていくわけなのですけれど。

あー結論から言えば、この映画。
ポートピア連続殺人事件ですぉぉぉぉ!

ネタバレなんで書いときますが、要は
犯人はヤスです。

脱線しました。

僕にとって前半が長かったのは、
主人公?である、ほむらが「この世界はおかしい、何者かの願望で成り立っている」とかそのような事を言い出している時点で
その願望は「ほむら」の願望であるとしか思えないわけでして。

劇中でも「この世界の矛盾」とかで、さやかに対して「貴方が魔女の記憶を持っているのはおかしい」とか、「3つ矛盾がある」とか言ってるんですが、

大前提として「まどか」の存在を覚えているのは「ほむら」だけ。
なのに「まどか」が存在していて、「まどかが書き換えた世界でも消失した”さやか”」が存在している。
要は「ほむら」しか知りえない前提で世界が成り立っている。

これ、そんな時間かけてクドクドやる必要あったのか?と思いました。
ここまで推理しても「まどかがいるのはおかしい」と気が付かないほむほむですけれど、これは僕たち観客を笑かそうとしているのに違いない!と。
でもやらないと映画がすぐに終わっちゃうのよね。

そんなわけで「ほむらが魔女化した」っていう驚きは対してないまま後半に進むわけですが、

ここら辺は熱い展開でして、魔女化したほむらを助けよう(救済)として、魔法少女達が力を合わせて戦っちゃうわけです。

そして、戦いの果てにラストにつながる、まどか神の救済になるわけですが・・・

ラストについて

映画のラストについては賛否両論のようです。
僕は普通に受け入れました。
「ふざけるな!」とも思いませんし「まさかの展開!」とも思わず、
「この物語はそういう事なのだな」と素直に受け入れました。

ほむらの悪魔化については別に唐突なわけではなく
もともと「まどかの幸せ」の為だけに生きてきたようなものだった前提があり
TVのラストで「まどかの選択」を受け入れたものの、「まわりが誰もまどかの存在を覚えていない」事への圧倒的な孤独があり、
「閉じ込められた世界で介入してきたはいいが記憶を失ったまどか」から、もう一つの叶わなかった願いを聞いてしまった(=みんなと離れたくない)という前提があったので、

まどかを人間に戻そうと世界を書き換えるという選択をしたのは、まぁそんなものかな?と思いました。

予定調和で「ほむらちゃん、迎えに来たよ。これからはずっと一緒だね」みたいな感じで終わらせていれば別に賛否両論にならなかったのだと思います。簡単だし喜ばれたんじゃないかしら?

個人的に勿体ないと思ったのはこのラストにした事で
商業的に成功するならいくらでも続編ができる。って事かと思います。

ほむらにまどかに対して「貴方とはいずれ敵として戦うかも」とか言わせちゃうし。

ここら辺はワッシュさんのブログに書いてある通りだと思います。
漫画版「デビルマン」の世界ですね。
裏切り者の名を受けて - 男の魂に火をつけろ! 〜SF映画ベストテン受付中〜

個人的には綺麗に終わる話の方が好きだから、まどマギにおける「まどかVSほむら」の世界とかにつながるかもしれない終わり方はうーんって感じ。

拒絶するわけじゃなくて、沢山の人に満足感を与えるだけなら、予定調和のラストでもよかったんじゃないかしら?って思います。

映画後面白いなぁと思った事

相変わらず「子供に見せられない不快な話でした!☆1つ」みたいな感想がちょくちょく散見されるところ。親なら子供に見せる前に確認くらいしようよな!

今回は映画がヒットしている事で「何十回も観ているオタク気持ち悪い」とかも散見。
何度も観れば観る程、深い考察を得られるような映画だとは僕は思わなかったので1回しか観ないけれど、別に何度も観る人がいてもいいんじゃないの?とも思う。

AKBみたいなものだと思えばいいんじゃないでしょうか?

一番興味深かったのは「ほむらの行動理解不能。最悪」とかの感想を書いている人は予定調和な終わりを望んだ人なのだと思うけれど、映画のラストについて文句をつければつけるほど、「自分の想い通りの結末をのぞんで行動したほむらと同じ」っていう構図になっている事でしょうか?

結局。相手の幸せを願う行為がその相手自身が望んだ事とは限らない。

って話かと。

愛とは何か?とか考えればどんどん深く潜れるテーマを中学生が主人公の話に組み込んじゃったから、面白いともいえるし、薄っぺらく感じちゃうともいえるのではないかなと思いました。

こういう話は古典的とも言えるのでしょうけれど、
逆にそう書いてしまう事で「こんな作品あるよ!」って紹介しても、結局ネタバレなカテゴリーになってしまうので書けないのが残念です。

ポートピア連続殺人事件はいいんです。

個人的に「時間ループ」「ループ後の結末からのもう一つの世界の構築と破綻」という話なら、
涼宮ハルヒ』シリーズなんていいかと思いました。
エンドレスエイトはまぁ8回観る必要はないですけれど。「消失」はお勧めです。

まどマギを好きな人はアニメが好きな人だと思いますし、今更ハルヒを薦めるのも恥ずかしいですけれど、もし未見の方がいるなら是非。

最後はハルヒの宣伝になりましたが、消失の後にもう一度映画を追体験しながらIFの世界を楽しめるゲームもお勧めです!


それでは、また。