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心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

レトロゲームファン必見『シュガー・ラッシュ』を観てきたよ。

上上下下左右左右BA

これをコナミコマンドという。僕は35歳。同年代の人で少しでもゲームをしたことがあるならば
まず知っているコマンド。

これ、この映画で出てきます。どこでかは言いませんが。

『トイストーリー』のゲーム版といったキャラクター達がおりなす物語『シュガー・ラッシュ』はゲーム愛に溢れた作品でした。

ほんのちょっとの画面の中に、あれ?って感じで春麗とキャミーが横切ったりします。
そういうちょっとした気づきを探すのがとても楽しい映画です。

個人的な不満点

人間が知らないゲームキャラクターだけの世界というのは、やはり『トイストーリー』と基本は考え方が同じな訳ですが、
シュガー・ラッシュ』を楽しむための大前提としてラフルが嫌われているという設定がどうにも僕にはしっくりきませんでした。

「悪役であって悪人ではない」

という事を悪役集会でザンギエフも話している訳ですが、
基本、アンディーのおもちゃという役割以外のところでは、おもちゃ達は友情で結ばれていた「トイストーリー」に対し、
シュガー・ラッシュ』では、主人公のラフルは忌み嫌われる存在となっています。
ドラえもんでいうジャイアンかといえば、そうでもなく、ゲーム30周年パーティーにも呼ばれない。そして呼ばれないのが当然のような扱いを
受けています。

その孤独な30年に耐えられなくなったラルフの行動から『シュガー・ラッシュ』の物語が始まるわけですが、その前提条件が僕には
しっくりきていません。

ラフルのゲームの世界が閉ざされたものだったとしたら、『トイストーリー』のウッディが外のおもちゃと触れ合い、バズを仲間とみなしていったように
「外の世界に触れる事で得られるもの」とかがあると思うのですが、
シュガー・ラッシュ』はすでにゲームの外に、ゲームキャラクター達の集うステーションが存在していて、各ゲームが交流しています。

そんな風にゲームの役割と役者の人格は別。と認められた世界に対して、何故にラルフは厄介者扱いなのか?
この大前提を受け入れられないと、この映画は結構しんどくなるなぁと思いました。

ですので、ラルフが自分の境遇を変えるためにあるものを必死で得ようとし、そこに突如現れ、もっていってしまったヴァネロペも魅力的なヒロインには当初見えませんでした。

これについては最後まで考えが変わりません。ネタバレはなしなので、最後にラルフがどうなったのか?は書きませんが、ん〜って感じは残っています。

物語の構成がお見事。

というわけで実は僕は最初の設定に躓いたので中盤まではあまり楽しめませんでした。本筋には関係ないレトロゲームの隠された演出を見つける方が楽しかったです。
ただ、終盤以降の電源が落ちる=ゲームの死という世界観の中で、シュガーラッシュにラルフが持ち込んでしまったバグの存在。もともとバグとして存在するヴェネロペの謎。
そしてその謎の正体が実は・・・という感じでどんどん話が面白くなってゆきます。

世界が崩壊しようという時に「他のゲームでキャラクターが死んだら生き返れない」という制約の中で、ラルフがとった行動は?

とても上手に伏線が張られていたのだなぁと思いました。こういうの大好きです。

シュガー・ラッシュ』は大傑作か?と言われれば、そこまでの感想は僕は持ちません。
でも、きっと親子で映画を観に行くような人は、子どもはアクションに喜び、お父さんは懐かしきゲームの世界に浸かれる。そんな家族で観られるディズニー映画なのだと
思います。

僕のように1人で楽しむ事もできるので、おすすめですよ。

僕の評価は★★★です。

3D吹き替えで2000円だったので、まぁ妥当なところかなぁという感じでした。

レトロゲームファンの人に是非観てほしいです。本当は見つけたキャラクターを列挙したいのですが、それを見つけるのが楽しいので、
予告編以外にもたくさんのキャラクターがいますよ!っていうのだけ書いておきます。


短編『紙ひこうき』
実はちょっと前にネットでディズニーの短編が凄い!って話題になった時に家のPCで観てしまいました。
とても素敵な短編なので、はじめて映画館で観られたらもっと素敵だったろうなぁと思います。
この短編は★★★★です。

それでは、また。

シュガー・ラッシュ オリジナル・サウンドトラック

シュガー・ラッシュ オリジナル・サウンドトラック