心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

父へのありがとう。

今週のお題「卒業」

卒業がお題となって、ふと思ったのが大学の卒業式だった。
もうあまり覚えていないのだけれど、卒業式には父が来てくれたと思う。

卒業式の後はゼミの飲み会だった気がするし、別の日だったのかもしれない。

何しろ、来てくれた父と式の後に二言、三言話して「俺用事あるからさ」みたいな感じで
別れたのだと思う。

情けない話だが、今日、この瞬間まで、僕は自分が大学に通わせてもらったことに正面から感謝の言葉を
伝えたことがないのに気が付いた。

もう父はこの世にいないので、直接伝える事はできないわけだ。

大学時代は不思議だ。希望して進学した大学ではなかったけど、
中学や高校では味わうことのできない、縛られない時間を4年間も使わせてもらった。

ただ1日本を読んでいただけの日もあれば、寝ているだけで終わった日もある。

ものすごく贅沢な時間を僕は親からもらっていたのだ。

今度の墓参りをする時にしっかりと「ありがとう」を伝えようと思う。

卒業は一つの区切りだ。でもその卒業という過程を得るには、きっと沢山の感謝を伝えなければ
ならないのだと思う。

あの贅沢な時間はきっと青春時代と呼べるものなんだろうな。
当時は楽しくないこともたくさんあった。
でも、それでも輝かしい時間なのだと思う。

今年もいろんな卒業をする人たちがいる。

たくさんの「ありがとう」が飛び交いますように。

横道世之介 (文春文庫)

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