心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

ヒーローはバスに乗ってやってくる

映画『アウトロー』感想。ネタバレはなしよ。

ヒーローはバスに乗ってやってくる!
『アウトロー』を観てきました。

いや、流れ者だとか、邦題で『アウトロー』だとか、さんざん煽っているので、
トムクルーズ演じるジャック・リーチャーの登場はハーレー何かでくるかと思ったら、
バスでした。

ぶーん。

そんでもって警察に到着しても
「証拠品を見せろ?だめ?だったらバス乗って帰るぞ!」とアウトローにはバスが必須なようです。

映画は冒頭の真犯人の狙撃による無差別殺人から
ハメられた容疑者がたった一つ書いた言葉「ジャック・リーチャーを呼べ」から
ジャック・リーチャーとは何者か?という流れで始まります。

観客である僕たちは真犯人を知っているのですが、劇中では物的証拠だらけの容疑者の逮捕で決着という状況の中から
ジャックが元軍の警察としての鋭い洞察力から真犯人に近づいてゆくという映画です。

映画自体は130分と長めなのですが、あまり長時間に感じる事もなく楽しめました。
ただ邦題の『アウトロー』というのとジャック・リーチャーという主人公のイメージはズレがあるように思います。

無法者・流れ者というよりは自由を愛し、何者にも縛られない生き方と自分の正義に準ずる男という感じでしょうか。

真犯人は冒頭で観客に示されますが、事件の動機や背景に何があるのか?その真実に近づく楽しみとジャック・リーチャーという人物を追う楽しみが
ありますが、若干、その真実の部分が説明不足かなぁとも思いました。

けれども、ジャック・リーチャーという新しいヒーローを登場させた事は楽しみですし、僕は続編があるなら見たいなぁと思いました。

トムクルーズも「ミッション・インポッシブル」のイーサン・ハントのような超人という感じではなく、あくまで優れた元軍人という設定なので
より等身大な感じがします。

カーチェイス等もなかなか恰好いいので、是非とも沢山の人に観てもらって、続編につながればいいなと思います。

『アウトロー』★★★

それでは、また。

アウトロー 上 (講談社文庫)

アウトロー 上 (講談社文庫)

アウトロー 下 (講談社文庫)

アウトロー 下 (講談社文庫)