心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

人を傷つけるという事

こんばんは。

僕はもともと性格と口がとても悪いのですが、自分が仲がよいと思っている人に対しては、それはもうリミットがなく酷いことをネタとしていいますし、
自虐もします。

でも、まぁ結論として今日は職場で人を傷つけてしまいました。

ふいに一言というより、これまでその人にとって我慢してきたものの限界がきたのでしょう。
「もう言わないでもらえますか?」
と怒らせてしまったのです。

もちろん、反省はして頭は下げたのですが、許してもらえるかはもうわかりません。
詳細を書くことではないので具体的にどんな関係で何を言ったかは書きません。

で、僕はここで別に懺悔をしたいわけではなくて、自分のデリカシーのなさというか、人付き合いの不器用さについて
書いておこうかなぁと思った次第です。

僕はどうも心を許すと基本的にズケズケと話をするのですが、相手が僕と同じとは限らないのですよね。

もちろん僕は口が悪いのは自覚していますし、ズケズケと酷い事を話したりするのですが、
それはあくまでごく親しい(と思っている)関係上の話で、仕事においての商談や上司・同僚なら誰でもバカにしているわけじゃありません。

ただ、今日の件で思った事は、
僕にとってのフラットな関係というのは、場合によっては人から見たら僕の差別意識からきていると思われているのかなぁと思った次第です。

例えば、僕は友達と遊ぶときは完全に割り勘です。
正社員もいれば、無職も、派遣も、フリーターも所得の格差に関係なく、均等です。

あえて立場の違いを書きましたが、別に普段から相手の立場とかを意識しているわけではなくて、
みんなで遊ぶ範囲で出せるお金は平等という意味です。

で、当然のごとく、その立場の違いというのも別にお互いの友達関係を崩す要因にはならないので、お互いのネタにして話します。
大けがをした友人がいれば心配はしますが、けがをバカにします。仮に後遺症が残ったとしても笑い飛ばします。
※もちろん本人が嫌がったらいいませんけれど。

それはすべて、お互いが友人であること。だからこそ、くそったれな人生でも
笑えればいいじゃんと思うからです。

それはちょっと大げさに言えば相手を尊敬できるか?だという事だと思うのですね。

尊敬しているなら、そんな酷いセリフはでないだろ?っという突込みがあるかと思いますけれど。

まぁ僕の口が悪いのは僕が悪いですが、思想としてはそうなんですよ。
小学校からそういうものだと思っています。
僕は小中学校では勉強の成績はとても良かったです。でもイケメンで女にもててた人もいたし、スポーツがとても上手な人がいた。勉強もスポーツもできないけれど、何かあれば率先して誘ってくれる人もいたし、無口だけれど、誘えば必ずついてきてくれる人もいる。
みんなそれぞれだと思うのですよね。

だから、僕が勉強ができた。というのは一つの個性でしかなくて、勉強ができることがその世界のヒエラルキーを決める事じゃないと思うのです。

だから僕は友達に言います。「ま、俺は勉強できるからな。俺にはわかるわけよ」と。
その根底にあるのは、相手がたとえ僕より勉強ができなかったとして、それは僕が優位にたっているという感情がないからです。

でも、今日の事で思ったのが、必ずしもその想いが伝わる事ばかりじゃないわけですよね。
もちろん、そんな事はずっと前からわかっていましたが、自分が仲良くなると思うとついついリミッターがはずれてしまうのです。

仮に足が速くて僕がうらやましいなぁと思う人であっても、その人にとっては勉強ができない事がコンプレックスだったりするのでしょう。
そして、その勉強についてバカにされたら、きっと怒ってしまうのです。

「あぁこの人は俺をバカにしているわけじゃないのだな」とお互いが思いあいながら毒舌を言い合える仲になるというのはなかなか難しいです。

だから、まぁ僕には友達がとても少ないのですね。

今日は人とわかりえるようになるのは難しいなぁとつくづく思ったので、書き記しておきました。

お互いの立場を認識しながらも何を基準にするかで、優越がきまる場合に、優位な立場にいる方が、その分野において相手をバカにするような発言をするのは
なるべく避けなくちゃいけないですね。

バカにはしてるつもりないのですけれどね。なかなか言葉を選ぶのは難しいです。

ただ、僕は無難な言葉のやりとりだけだったり、うわべで仲よくするというのは本当の友達とは思えないので、
これからもこういう失敗を繰り返しながら、友達になれそうな人を失ったりしていくのかなぁと反省したわけです。

長くなりましたが、そんな感じです。

それでは、また。

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