心のパンツは脱げるのか?

30代のおにー・・・おっさんが心のパンツを脱いで話しかけるよ。

最近ぁたしを駆け巡った漫画達

こんばんは。
またまた1ヶ月ぶりの更新です。

いろいろありました。絶賛黒歴史構築中です。
・・・言うほど、何もないのですが。

今日はここ最近読んだ漫画をご紹介します。
同じ漫画が好きな人とはガストで語り合いたい秋の終わりな感じ。
キッズプレート39円食べたいですね。

さて、レッツラゴー。

島本和彦アオイホノオ』7巻

島本和彦が発見した、80年代青春グラフティー。
7巻は何しろ密度が高いです。
ひょっとしたら7巻から読み出しても大丈夫なんじゃないか?と思えるくらい濃ゆいものでした。

この7巻から、主人公である漫画家をめざすホノオ君と、後にガイナックスの設立とアニメ『トップをねらえ』『ナディア』『エヴァ』ゲームでは『プリンセスメーカー』と僕らの世代を驚かせた、庵野英明を中心とした若者達のガイナックス設立物語と2つに分かれて話が進みます。

ホノオ君には新たな仮想ライバルとして原秀則が登場しました。原秀則の作品に対するホノオ君の分析は抱腹絶倒です。っというより、原秀則の編み出した、とある漫画のセリフが普及する事で、あだち充の定番セリフがパクリだと勘違いされてしまうのではないか?と心配しているホノオ君は最高でした。

原秀則といえば、僕の場合は『やったろうじゃん』が大好きな漫画だったのですよ。途中までは。○○○で強制的に登場人物を傷つけるっていうのは安易な逃げだと思ってそこからまともに読んでいません。必然性もなかったはずだし。そもそも○○○嫌い。もこみち主演で大失敗したドラマ『レガッタ』の原作者でもありますね。

話が逸れました。

一方、ガイナックスチームは遂にオタキングこと岡田斗志夫が登場です。80年代に3階建ての家でエレベーター付というのは当時どれだけ凄かったことでしょう。よくわからないが、凄い人としてオタキングがこれからどうやって庵野達に関わって行くのか楽しみです。
僕が岡田さんの『遺言』を買ったのは、間違いなくアオイホノオの影響です。

80年代に学生だった彼らが、90年代に傑作を生み出し、90年代に学生だった僕に影響を与えているのだなぁと思うとなんか感慨深いです。

僕と同年代の90年代にアニメや漫画を読んでいた人は是非とも読んでいただきたい傑作コミックです。『アオイホノオ


井上雄彦 『リアル』11巻


11巻は3人の主人公のうち、唯一の健常者でも一番夢がなかった野宮が遂にプロバスケチーム東京ライトニングスのトライアウトを受ける巻です。
(一番夢がないという意味では3人目の主人公高橋という突っ込みもあるかと思いますが、彼はこれからじっくりと描かれていくと思うので、まずは1巻から主役だった野宮だからこそ夢がなく彷徨った時間が長かったと思っています)

そんなわけで、若干他の話を交えながらも、11巻はほぼ全編トライアウトです。
久々のバスケシーン連発で、「あぁ一試合まるまるの漫画が見たいな」とか「スラムダンク読み直そうかな」とか思えます。

唯一欠点があるとすれば、1年に1度しか刊行されないので、単行本待ちの僕にとっては、これから1年待たなくちゃならないのですよね。結果がどうなるのか。

タイトルでもある「リアル」。作者の井上雄彦は登場人物の内面を丁寧に描いているので、焦燥。葛藤。いろんな感情の中でバスケにかける人達、車椅子バスケに打ち込む人達をリアルに描いています。

11月はリアルの季節。今年の11月も素晴らしい季節を迎えられました。


石原まこちん『THE3名様』追加注文編、新装開店編

『THE3名様』が復活。驚きました。虫の知らせ?というやつです。ふと、石原まこちんって今は何を書いているんだろう?3名様復活してないかな?と調べてみたらビンゴでした。

ミッキー、ふとし、まっつんの3名様がファミレスでしゃべるだけの漫画です。
しかし、これもまた、ある意味「リアル」というタイトルでもおかしくありません。

他愛のない、生産性のない会話。ありますよね?
高校の時は普段は部活の休めないサッカー部のやつがテスト前だから休めて、ファミレスで好きな女の子の話を聞いたものです。
大学では大学で、飲み会が終わった後、深夜のファミレスでどうでもいい話をしたものです。
永遠に終わらないファミレスの会話を続けているのが、この『THE3名様』なのです。

1エピソード4ページなので、トイレで読むのに最適ですよ!

小学館時代の『THE3名様』はページの横に登場人物の紹介があって、それが毎回秀逸だったのですが、出版社が変わってなくなったのだけが残念です。

友達とファミレスに行きたくなる。そんな本です。

村枝賢一『新仮面ライダーSPIRITS』5巻

熱い仮面ライダー漫画といえば、この漫画。
4巻に続き、5巻も東北編として仮面ライダースーパー1に焦点があたっています。赤心少林拳に別流派があり、TVで死んだ弁慶の姉、義経がその奥義を知っているという漫画ならではの展開が熱いです。

5巻ではスーパー1のみならず、スカイライダー、ZX、Xが集結するので、仮面ライダーが4人います。

しかし、この漫画いったいいつ終わるのでしょうか。終わりを望んでいるわけでは決してないのですが、まだまだV3や、1号ライダーの話も残っているでしょうし、終わりが全く見えないです。

子供の頃、TVのスペシャルなんかで歴代ライダーが集結!って展開に胸を熱くしていた人には是非とも読んでいただきたい仮面ライダーの傑作コミックです。


・・・っと随分長くなったので、今日はここまでにしておきます。
他にも漫画は読んでいますが、最近は置き場所がなくなってきてしまい、本当に困っています。電子書籍がきちんと普及してくれれば何割かはこの悩みも消えるのでしょうけれど。

そうそう、岩明均先生の『ヒストリエ』7巻がいよいよ発売です。どれだけ待った事か!
『進撃の巨人』ってスゲェよなとか言っている人で、『ヒストリエ』を読んだ事無い人がいるなら、まず読めよといいたい。
いや、『進撃の巨人』もいいですけれどね。『ヒストリエ』最高ですよ。
なぜ、『進撃の巨人』を引き合いに出したかですが、なんだか面白い、面白いと持ち上げられすぎているからでございます。
もう一歩足を踏み入れると面白い漫画ってたくさんありますよ。

それでは、また